俗に言うマッチングサイトとは
マッチングとは企業対企業、企業対個人、個人対個人と様々なバリエーションがあります。これまでは仲介サイトが膨大な情報を掲載。探す側が検索を駆使して、お目当ての対象物を絞り込んでいくというものでした。
それが今では、この面倒な作業を全てAIがしてくれます。
行動パターンで人物像をあぶり出す
AIを使い企業の求人活動をしてくれるスカウティ。
特に需要の高いシステムエンジニアの求人を取り扱っているのが同社の強み。
AIを使い、SNSの書き込み、転職歴などの情報から、その人のやめ時タイミングを予測してアプローチ(メール)をしかけるというもの。
SNSのプロフィールを書き換えたり、転職セミナーへの参加などは転職サインとして重視しているとか。
このAIの仕組みはSNSなどの情報を横断して、個人をある程度特定できるというもの。SNS別にアカウントやID用のメルアドを変えても同一人物というのがほぼ判定できちゃう。
ツィッターで会社の不満を投稿したら、時を待たずしてスカウトメールが飛んでくるんでしょうね。
とにかく広く網をはるのではなく、ほぼ一本釣りで意中の人材にアプローチできます。
これなら採用担当者の負担もかなり軽減できます。
恋人探しもAI任せ
求人活動の他にも、マッチングサービスとして広く普及しているのが恋人探し系。
恋愛・婚活マッチングサービスペアーズ。これまでは累計800万人に及ぶ会員の年齢や趣味のデータを独自開発のアルゴリズムで分析してマッチング率を算出。。ある意味、かなり昔からAIを活用してたわけです。
が、これでは満足できなかったのでしょう。さらにマッチング率の精度を上げるべく、新たなAI開発着手。こちらは人間には見抜けない意外な相性の良さを探り当てちゃうというもの。
このAIシステム、企業の人事部に外販してくれるともっと活かせる気がしますね。
部署替え、異動、上司との相性、部下との相性などなど。会社を円滑に回していく上で、非常に有効な情報になると思います。
マッチングサービスで活きるAI
それまでは人間の手作業による検索・絞り込みという作業が必要でしたが、それを機械が全て賄ってくれたら時短化にも繋がりますし、新たな気づき・発見があるかも。
この手の技術が限られた人だけのものではなく、広く一般人にも使いこなせるようなサービスになってくれると良いのですが、それまでにはもう少し時間がかかるんでしょうね。