ネットの世界も民間に頼る時代。試される日本の防衛力?

サイバーIT業界

民間軍事会社ワグネルとの関係を否定

ウクライナ侵攻で最近で話題の民間軍事会社ワグネル。ゲーム世界で言えばお金で戦力が変える傭兵部隊ですが、これまでロシアとの関係が取りざたされていましたが、ロシア政府は真っ向から否定していました。

ところが、ウクライナ侵攻が始まった途端、これまでの発言はなかったかのように、あっさりとその関係を認めています。

国家が民間の軍事会社に頼るというのは、自国の軍事力が心もとない事を自ら発信しているようにも見えますが、背に腹は代えられないのでしょう。

てなわけで、今後、第二のワグネルが出てくる可能性は十分に考えられます。

陸海空、そしてネット

これまでの戦争と異なり、重要視されているがネットを軍事兵器として活用するというもの。

今もネットを通じて敵国の情報を盗み出すという行為は続けられていますが、他にも敵国のインフラを機能不全にしたり、はまたまた軍事システムに侵入して攻撃の手を封じたりと相手方にダメージを与えています。

で、これが国家によるだけでなく、民間会社も協力して行われているというのですから、驚きました。

脅威。ボルトタイフーン

例えば中国が支援するボルトタイフーンは、米国がグアムにミサイルを設置した途端、通信や交通などの重要インフラに対して、サイバー攻撃を仕掛けたという噂が持ち上がっています。

ボルトタイフーンのサイバー攻撃は、自給自足攻撃と呼ばれるもので、長期間は静かに稼働して検知されにくいというもの。

ただ、事が起これば、今まで埋伏させていたものが一気に立ち上がり大混乱を起こすというもの。

これが事実であれば、怖いですね。長年飼っていたかわいいペットが、いきなり飼い主を手を噛むようなものです。

ボルトタイフーンだけじゃない。国家が支援するハッカー集団

他にも中国系のスカラベは、ウクライナ侵攻直後に、ウクライナ政府や軍関係期間にマルウェア攻撃をしかけたり、ロシア系のキルネットはリトアニアに対し、国家システムや交通機関のウェブサイトを攻撃したりしています。

てなわけで、国家が民間のネット会社を通じて、サイバー攻撃を仕掛けるというのは今後さらに増えていくことが予想されます。

どうする日本のネット防御策

このような危険な状態に日本はどう対応していくのか、防衛予算をアップしましたが、ネットの世界もしっかりとお金をかけないと、危険にさらされるのは明らか。

ということで、危険を未然に察知し、事が起こる前に攻撃に転じる能動的サイバー攻撃の導入が検討されています。

ただし、攻撃したいいけれど、その情報は誤っていたとなると大問題。逆に恨みを買う可能性も十分に考えられます。

とにもかくにもネット世界における防衛力アップの喫緊の課題であると思った次第です。

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