何か怪しい調査かと思ったけど
LINEの投稿ページに、LINE発のメッセージがあったのは記憶しているけど、あれがコロナ感染の一斉調査だったとは今になって気づきました。
LINE Pay、LINEデリマ、LINEスコアと色々と登録している僕にとって何かの勧誘かと思い、スルーしてしまいました。ごめんなさい・・・。
この調査が厚労省とLINEがタッグを組んだ大規模な国民調査ということを先に知っていれば、協力していたのに・・・。
調査対象は国内8300万人って。凄っつ!
政府も一斉調査する際に、民間とタッグを組むというのは正しい選択だし、LINEを選んだのも正解だと思います。
世に多くのプラットフォームがありますが、登録者数8300万人って、ほぼ全国民を網羅していると言ってもいいでしょう。
他にも民間と組むことで、国に個人情報を出すのはどうも・・・と不安がる人の気持ちを和らげる効果もあると思います。
いつも使い慣れたアプリですし、ハードル的なものも感じず、すんなりと受け入れられる。そこも政府としては狙っていたと思いますね。
6日後にローンチって。鬼速なですけど
で、この大規模調査ですが、発案したのはLINE側。厚労省とのミーティングの席でのこと。そこから厚労省からのGOをもらい、6日後にはローンチという爆速ぶり。IT業界はスピード感が全然違うなと思いましたよ。
個人情報対策もバッチリ
こうして、3月31日に調査が一斉に行われ、2日間の調査で2453万人の人がこの調査に協力。1/4の人が参加したということは、一定の成果を挙げたと思います。
ここまで多くの方に協力してもらったのも、個人情報対策をしっかりとしていた点も見逃せません
本来のLINE IDは使わず、別の識別番号を割り当てることで、個人を特定しない仕様しています。この仕組、他のプラットフォーマーにとっても参考になるのではないでしょうか。
グーグルとアップルがタッグ
今回のコロナ騒動を気に、いつもはヤンヤとマスコミ叩かれるプラットフォーマーの見方も変わりました。
ドコモの提供する位置情報をもとにした人の外出分布のデータは非常に参考になります。外出自粛にどんだけ国民が協力的なのか。ひと目でその様子が把握できますし。
海外では、あのグーグルとアップルがタッグを組んで、コロナ感染経路把握アプリの開発に乗り出すし、これまにはない動きを見せています。
協力の輪は今後も続いてほしいよ。
今回おコロナ騒ぎで、これまでは想像できなかったプラットフォーマーの動きが色々と見れました。
世のため、人のため、今回のコロナ騒ぎをきっかけに使い手の暮らしを豊かにする仕組みを協業という形で、どんどんと出して欲しい。
手っ取り早いのはAndroid、iOS共用の汎用OSが出せば話は一気に進むとは思うのですが・・・