IT系人材の宝庫、インド人
IT系の優秀な人材と言えば、インド人というのはほぼほぼ定説と言ってもいいでしょう。
世界的なIT企業のトップも見れば、納得しちゃいます。グーグルの親会社アルファベットのCEO、マイクロスフォウとのCEO、ちょっと変わり種で行けば元ソフトバンク社長もインド人だった気がします。
自国ではなく海外でトップの座を手にするのは日本人ではあまり聞いたことがないのに、インド人は多数のCEOを輩出。
ということもあってか、ある種、ブランド化が起きているのさえ感じます。
アメリカン・ドリームの夢絶たれる?
将来のCEO候補とも言える学生さんも、諸先輩方の活躍を見て、俺も将来はCEOになったるでと野望を胸に渡米する人も多いことでしょう。
が、残念なことにトランプ政権から就労ビザの審査がかなり厳しくなった模様で、その却下率はこれまでの6-10%から約25%に跳ね上がる事態に。
これにより、アメリカでIT系の職にありつけることさえできない。つまりCEOになるスタートラインにさえ立つことができないという状況が起きているのです。
トランプさん的には、安全保証という観点から、自国の情報流出だけは避けたいという思いがあるのでしょう・・・
好機とばかりに日本勢も奮闘
てなわけで、アメリカン・ドリームの夢が厳しくなった状況を知ってか知らずかわかりませんが、日本ではおこぼれ欲しさにインド人の受入れを積極的に進めています。
とあるインド人を紹介する人材派遣会社いわく、一人の採用枠に400人近い募集がるとか。
こちらの会社では、現地の大学と提携して、日本企業に学生さんを紹介するというビジネスを始めたとか。
ちなみにインド人を採用したある企業では、あまりの優秀さっぷりに、当初の募集枠1名を、10人以上に増やしたとか。
日本人が想定する、それ以上のパフォーマンスを発揮するインド人ってどんだけ凄いんだよとあらためて驚いた次第です。
買い手市場も終焉の予感
行き場を失ったインド人、それを好機と見て受け入れ体制を強化する日本。これも買い手市場だからこそ成立する話。
日本以外にも他国もインド人の受け入れ体制を強化し始め、もしかしたら売り手市場に変わるかもしれませんね。
政権が変わったらどうなることやら
就労ビザの締め付けも政権が変われば、変更になることも大いに考えられます。それまでにインドの大学とのパイプを太くしておく必要があるのかなと。
それにしても、優秀な人材が買い手市場って、世界に目を転じれると、日本の売り手市場が恥ずかしく感じた次第です。