頑張れ楽天。携帯事業参入

携帯電話IT業界

昔は群雄割拠だったよ

携帯電話を持ったのは1990年代の後半。それまで高価な代物で、買い取りではなくレンタルでした。その後個人でも所有できるようになったもののは、まだまだ手を出せる金額ではなく、当時お金のない若者に大人気だったPHSで我慢していました。

しばらくすると、端末代も値下がりして、手の届く金額まで下がったので自分専用の携帯電話を手にすることになりました。

当時を振り返ると、様々な会社が携帯事業に参入していたことに驚かされます。

IOD、セルラー、ツーカー、デジタルホン、DDIポケットなどなど。それが今では大手3社に収斂されて、これも自然淘汰の波だなと思いました。

パソコンの世界も、今では5本の指で数えられる位に絞り込まれていますしね。

もう、新規参入はないだろうと・・・。と思っていた所に、楽天の携帯事業参入の報に触れ、ビックリしたのと同時にエールを送る気分になりました。

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予行演習は万全

楽天の場合、全くの素人ではなく格安スマオ、楽天モバイルで既に実績を積んでいる所が強味。2013年と比較的早い時期から事業を開始しているだけあって、そう考えると安心感があります。

今回の参入は、総務省が新たに電波を開放するという発表があったから。2018年に申請を受付、審査を行い、3月に割当先を決めるというもの。しかも新規参入者には、既存の携帯事業者より優遇するというメリット月。

阿部さんが、さかんに日本の携帯料金は高いと言っていますから、新規事業者を参入させることで、競争を促進し、さらなる料金値下げを狙っているのだろうと勝手に思っています。

楽天経済圏という大きなマーケットを持っていますから、お買物や金融サービスと連携することで、他社にはないオトクなプランが提案できるのではと期待しています。

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設備投資は高く付くけど

ネックとしては、設備投資代でしょうね。携帯ビジネスは設備産業と言われているほど、とにかくお金がかかるビジネス。アンテナの設置、保守費用などはばかにならない。エリアを広げるとなると、資金回収、投資を高速で回していかないと、ユーザーの御眼鏡に適うサービスはなかなか提示しにくいもの。

大手では年間で数千億円の投資をしているのですから、楽天にとってはかなりの負担でしょう。

現在報道されている数字では2019年までに2000億円、2025年までに約6000億円と言われています。

これでも少ないという声もあり、アンテナに変わる何か、今まではとは異なるアプローチをしないと難しいかも。けど、楽天ならやってくれそうな気がします。頑張れ、楽天

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