大統領選にも影を落とす?コロナの破壊力

風邪医療・ヘルスケア

米国でもコロナが大流行

日本、中国で猛威を振るっていたコロナウイルスですが、全世界に感染が拡大。欧州ではイタリアを中心に死傷者が増えていることもあり、外出禁止を出す国も出てきました。

米国も入国制限をしたり、拡大防止に本腰を入れてきました。今回の件で、トランプ大統領は大規模な財政出動をするあたり、コロナの影響はかなり深刻さを増しているように見えます。

感染者が少なすぎるのでは?

2020年3月9日時点での感染者数は、日本は約500人。一方、米国は約400人とさほど開きはないものの、死傷者数の数となると日本の9人に対し、米国のそれは35人と日本の約3倍となっています。

恐らく、隠れ感染者がかなりの数にいることが予想されます。

これも米国の医療保険の仕組みによる所が大きいのかと。日本の場合は、国が医療費を補償してくれますが、米国の場合は自己責任。民間の医療保険を利用しなくてはならない。

収入が少なければ当然、医者に診察してもらうこともままならないという悲惨な状況が起きているわけです。日本人の僕から見たらですが・・・。

オバマケアで無保険者は減ったけど

この状況を改善しようと立ち上がったのが前大統領のオバマさん。国民全員が医療保険に加入するよう、働きかけました。

これにより、約4000万人と言われた無保険者が、今では約3000万人になったとか。とは言え、まだまだ多いという感じはしますが、なのにトランプさんは、このオバマケアには否定的な見解を述べ、この制度自体の存続が危ぶまれています。

コロナ検査に30万ではとても・・・

そんな状況下で起きた、今回のコロナ騒ぎで、この無保険者がクローズアップされています。

もしかしたら、感染しちゃっているかもしれないけど、お金がなくて診察ができないというもの。

当然、感染者としてカウントされることもないですから、先に述べたようなこと死傷者の数に対して、感染者数があまりにも少ないということになるのです。

一部では、感染検査に30万円という高額な医療費を請求されるケースもあったようで、さすがに医療保険に加入している人でも、腰が引けて、なら医者に行くのはやめようかなと諦めてしまうでしょう。

格差社会の不満で大統領選も危うい?

この先、無保険者を放置して、医療向けの施策を打たないともしかしたら、格差社会問題が浮上して、トランプさんの再選にも影響してくるのではと言われています。

好景気が続き、経済的には順調。トランプさんの再選は確実とも言われている中で、もしかしたらもありえるかもしれませんね。

それにしても、疫病が全世界に及ぼす負の連鎖がここまで拡大し、これまで経験したことのないような事態が起きるのに日々、驚くばかりです。

春のセンバツ高校野球がまさかの中止となり、在宅の楽しみが減ったことは本当に残念でなりません・・・。

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