富士ゼロックスの不可解な会計処理

震源地はニュージーランド

富士ゼロックスの子会社、富士ゼロックスニュージーランド(FXNZ)による会計処理について疑いがかけられているのが今回のお題。

fxnzの業務は複合機を企業にリースするというもの。

正確にはリース会社に機器を販売して、リース会社から企業に貸し出されます。が、この商流に不正があったのでは?と疑いの目が向けられています。

ニュージーランド

鬼のような成長力

FXNZの売上高が直近の10年で2倍に成長。本国では成長著しい企業ということで表彰を受けるほど優良企業と見られています。

とは言うものの、利益を見ると、まず営業利益がこの10年間で6回も赤字に、純利益に関しては8回も。

素人的に考えると利益度外視の営業活動。中には赤字を承知の上で販売していることが伺えます。

で、不可解なのがグループ会社の業績。FXNZと連動するかのようにグループ会社も黒字、赤字を行ったり来たりしているのです。

成長

入るよりも出る方が多い?

リース会社の2015年の決算書を見ると将来的に入ってくるお金が1億円に対し、支払なければならないお金が約3億円。

支払い先は機器を販売してくれるFXNZ。んで、FXNZにとっては売掛金として計上され、仮にこの収入が入ってFXNZが黒字の時は、リース会社は赤字。またその逆もあり、その繰り返し。この赤字額と黒字額を付け合わせると一致するという。

つまり、負債というボールの両社の間を行ったり来たりしているだけ。これが会計的にアウトではないかという声が囁かれています。

複合機

お客に有利な契約

先程赤字覚悟の販売と触れましたが、契約欲しさに無理をしてしまうのが営業の嵯峨。

けど、そもそも契約が無茶できるような内容であれば、営業はそれをとことん利用してしまうもの。

このリース契約がまさにそれ。コピーした枚数に応じて料金が発生というもの。つまり、1枚もコピーをしなければリース料は発生しない。

だから、当初見込んでいた収入が手元に入ってこないという事態が発生してしまう。

ということで、売掛がどんどん膨らんでいったのだと思います。

例えば、全く使われていない複合機がオフィスの片隅にヒッソリと、しかも数十台置かれているということも十分に考えられます。

複合機

親会社は大変だよ。

FXNZの親会社、富士ゼロックスは、この不可解な会計処理について調査に乗り出したと聞きます。

これが不正ともなれば、東芝に続きにまたかという声が聞かれるのは目にみえています。

この先の動向を注視していきたいと思います。