ブラック企業イメージ払拭に向けて。すき家

線路流通業界

マイナスイメージは業績に影響

長い年月をかけて積み上げた信用もひとつの事件をきっかけに一気に吹っ飛んでしまうマイナスイメージ。リコール問題、偽装問題、混入事件に、ブラック企業。

すき家

で、今回はブラック企業のお話。世間からブラック企業と指をさされながらも、粛々とイメージ回復の道を歩み始めたすき家

なべの乱で被害甚大

2014年、とんでもなく手間のかかる牛すき鍋を導入したすき家。ただでさえパッツン、パッツンの現場なのにより時間のかかるメニューを投入したものだから現場はパニック。

やぎ

これに堪忍袋の緒が切れたバイト、パートが決起し、次々とすき家を去り店舗休止にまで追い込まれました。

過去記事はすき家、鍋の乱

世間から見るイメージ後退もさることながら、人材獲得という面でも深い痛手を追いました。

職場環境改善運動始まる

早速、職場環境の改善に取り組み、ワンオペをやめたり、採用業務を各エリアに委譲するなど様々な改革を断行。月間100時間以上のバイト、パートは2014年3月に約600人近くいたのが2015年には0人。

離職率も飲食業界の平均を下回るなど目に見える成果を上げています。

新卒もビビるだろうに

ブラック企業のレッテルを貼られた企業に入社を希望するのは勇気がいるもの。ゼンショー側も、万全の新卒対策を図りました。内定者の保護者に向けた手書きの手紙やら、社長自らが新卒説明を行うなど。

効果はてきめんでなんと内定辞退はゼロ。セミナーを受けた学生もイメージが大きく変わったとの声もあり、ブラックイメージは徐々に氷解しつつあります。

復活への道のりは険しいよ。

不祥事を引き起こして社会的信用が失墜。回復に向けた企業の取り組みについて、すき屋を取り上げました。

線路

遠い昔に三菱がリコール隠しで、世間からボコボコに叩かれました。あれから10年以上経ちますが、リコール事件前の三菱の勢いは影を潜めている感じがします。復活に向けた道のりは長く、そして険しいんだなと実感する次第です・・・

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