コンビニ移動販売本格化

過疎化流通業界

宅配サービスは徐々に浸透

セブンイレブンでは宅配を外部に委託して本格的力を入れている様子が伺えます。

人手不足でヒーヒー言っているのですから、外部の力を借りるのは致し方ないところでしょう。

料金は多少高くはなるものの、自宅まで商品を運んでもらえるのは大変ありがたい。

んで、今回のテーマは移動販売。軽自動車に商品を乗せて、スーパーが近くになく買い物にお困りの方を救おうというもの。

こちらコンビニにかぎらず、スーパーでもこのような取り組みをしていますが、コンビニまでも参入しているとは正直驚きました。

過疎化

地方での移動販売の実績は?

静岡県熱海市のセブンイレブンでは、正午から夕方にかけて近隣を巡回し、移動販売を行っています。ある場所では移動販売車待ちで人だかりができるほどの盛況ぶり。

食パン、野菜ジュース、カップ麺などがわずか20分で計22人が購入し、売上は2万6000円。金額を見る限り成功しているようにも見えます。

利用者も、移動販売してくれるのは相当助かっている様子で、ある高齢者施設の入居者は子どもたちが来た時位しか買い物ができず困っていたとのこと。んで、日常的に移動販売が来てくれるので、ちょっとした買い物にするのに助かっているとか。

というわけで、買い物難民にとっては大変助かっているサービスになっています。

過疎化

そもそもスーパーがないのは・・・

とは言うものの、全ての場所で移動販売が成功するかというとこれまた話は別。

そもそもスーパーが少ないのは、お店は開いたものの思ったほど売上が上がらず撤退した場所が多いから。

そんな不毛地帯を巡回して移動販売を行うのですから、苦戦するのは当たり前。

先の熱海市のセブンイレブンの事例も、場所によっては人もまばらでペイできるの?と不安に思うほど。

過疎化

過疎化の進む地方で必要

セブンイレブンでは、この移動販売を始めたのが11年から。販売場所の調整、行政との連携を重視していたこともあり、新規導入はしばらく見合わせてみました。2017年は全国で43台と少なめでしたが、2018年度は105台と倍以上に台数を増やし、移動販売に本腰を入れる模様。

過疎化

セブンイレブンのこの動きに、地方の過疎化がかなり深刻化していることが伺えます。加えてコンビニも売上も飽和状態になり、新たな飯の種として期待されているのでしょう。熱海市の事例では日販で10万円近く押し上げているというのですから、目が離せないといった所でしょう。

移動販売が増えるということは、過疎化がさらに進行ということでもあり、あらゆる商売で今までもやり方では通用しなくなる時が来るのでしょう。

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