安かろう悪かろうは今や昔。PB商品

スーパー流通業界

イオンと言えばトップバリュー

PB商品と言えば、ナショナルブランドより価格お安め。味はそこそこというのが一般的なイメージかと思いますが、ここ最近では品質にもこだわるお店が続出。ナショナルブランドにはない価値を提供する方向が目立ちます。

業界最大手のイオンのその一つ。長く親しまれていたトップバリューのコンセプトを刷新。ナショナルブランドにはない独自色の強い商品開発に力を入れ始めています。

例えば卵の白身を扱ったマヨネーズ。一般的には黄身のみを使用しますが、卵本来の味を余すことなく活かしたいということで開発が進んだとか。技術的にはかなりハードルが高いようですが、それを商品化させてしまう所に、イオンの本気度が伺えます。

生鮮のPB?西友

加工品が相場のPBですが、西友では生鮮品のPB化を展開。選定基準はバイヤーのおメガネに適った商品とのこと。

コンセプトは、この品質でこの価格。なら西友に行こうという非常にわかりやすいもの。

例えば、1本のつるからひとたましか実らせない特殊な育てたスイカや標高2000mの高原で育った三元豚など。

その昔は、生鮮の西友ということで、生鮮のPBを展開していましたが、しばらくは中断していたとのこと。

PB界隈がにぎやかになってきたことで、社内外に生鮮の西友をアピールしていくという狙いもあり、この度復活したようです。

情熱価格のドンキ

ドンキのPBと言えば、情熱価格で広く知られているかと思いますが、PB入するのもかなりハードルが高いようで、消費者からの厳しい目をくぐり抜けたものが晴れて、ドンキのPB商品になります。

市場に投入されてからも、消費者のダメ出しの声を聞きながら、改良を重ねヒット商品になるまで成長させるというのもドンキの顧客最優先を体現してると言ってもいいでしょう。

まとめ

このようにPBは、お店選びという点でも機能し始めている感じがします。〇〇◯が食べたいから、イオンに行くとか、西友に行くとか。

そうゆう意味でも、小売業も商品開発に力を入れていかないと生き残っていけないのだと痛感。ナショナルブランドもある意味、これまでにはない視点から、勉強にもなるのではと思った次第です。

それにしても、20年前によく食べていたトップバリューのカップ麺も、新コンセプトで刷新していることを強く期待しています。

当時は、正直味についてはPBの域を脱していませんでしたが、新商品はナショナルブランドとは異なる味を提供してくれることでしょう。

タイトルとURLをコピーしました