例えばコーヒーに例えると
スタバとドトールではコーヒー1杯の価格帯は違うけど、ちょいと高いと色々と考えてしまいます。
この価格差は味なのか、香りなのか、量なのか?んで、自分なりに味がいいに違いないとついつい、足を運んでしまう。
他にもAmazonでのショッピングもそう。スマホ用のスタンドを検索をすると様々なスタンドが表示されるけど、高額品まではいかないけれど、中価格帯のものを選択してしまう。
これも値付けの魔力というのでしょうか。
で、今回紹介する威光価格のがまさしくこれ。
価格が高いと良い物なんだと錯覚する。消費者心理をうまーく突いた価格設定のことを指します。
4000万円のテーブルが売れる時代
九州地方を中心に展開する関家具では、4000万円のテーブルを販売し、瞬く間に売れたとのこと。
そもそもこの会社、一般の価格帯の家具も取り扱っていますが、飛び抜けて高額な商品も取り扱っており、売上高の2割は高額商品が占めています。
関家具の社長いわく、中途半端な高額商品じゃ競合も多く売れない。ならば飛び抜けた高額商品を作ろうというオモイッキリのよさが信条
しかも値段に見合う素材と加工で贅を尽くした商品。
これに消費者も納得し、購入してくれるのでしょう。
3000円のかき氷もバカ売れ
これこそまさに威光価格の最たる例でしょう。
500円前後が相場のかき氷がなんと6倍の価格なんですから。
さぞ、こだわりの強い商品に違いなく、食べてみたいと思います。
このかき氷を提供しているのがだるまや餅菓子店。高額メニューを別格シリーズと消費者心理をくすぐるネーミングです。その中で別格 宇治金時が3000円のかき氷。抹茶は希少なものを使い、小豆もかなりの高級品を使っていて、かき氷のカテゴリーを超え、その味はスィーツと言っても過言ではないとか。
SNSで瞬く間に話題になり、外国人観光客も足を運ぶほどの盛況ぶりだとか。
威光価格恐るべし
水戸黄門様の印籠の如く、高価格帯には誰しもが平伏す、有無も言わせない圧倒的な力があると感じました。
ただ、価格だけ高いというハッタリめいたのはダメ。
価格に見合ったクオリティでなければ、そっぽを向かれてしまうでしょう。
どうしても販売量を増やすことを考えると、値下げを考えてしまいがちですが、逆の方向もあるんことを学びました。
ただ中途半端な価格はダメで、そのさじ加減は難しいでしょうけど。
1杯500円のプレミアムコーヒーなんていうのをどこかのコンビニ出してくれたら、いいなと思った次第です。