PB商品のイメージが一新
昔のPBと言えば、品質、味はNB商品には劣るものの、価格は安いよんというのが一般的でした。ところがどっこい最近ではNB商品にも勝るとも劣らないPB商品が現れ、選択肢としてアリだなという感じ
思わず手が伸びるPB商品
僕がお世話になっているPB商品といえば、ヤオコーのビール。350mm缶で100円を切る値段で、味もNB商品と遜色なし。昔は、一口飲んだら、もういいやというものが多かったですが、このビールなら違和感なく2缶目にも手が伸びる味。かれこれ2年位は、お世話になっています。
セブン専用工場に見る脅威の販売力
「リスクのないところにリターンなし」。セブン専用工場を立ち上げた日本ハム社長の言葉。将来の売上減を心配するより、まずは売上を増やすことを優先したとのことですが、セブンイレブンの影響力がいかに大きいかがわかります。
商品開発を牽引
その影響力というのは、特に商品開発で顕著。例えば、売り場の棚に合わせて、キャンディのパッケージサイズを変更させたり、カップ麺では、麺だけの生産を依頼し、かやく、スープは他社で供給するといったものまで、セブンイレブンが主導で商品開発をしているようです。
全量買取だからリスクを軽減
日清食品では、NB商品の3倍の価格もするPB商品を開発。NBではあまりにもリスクが高く及び腰となりますが、セブンの場合、PB商品は全量買取。なので、リスクも軽減でき、開発に踏み切れたとのこと。日清食品にともって、技術革新にもつながり、願ったり叶ったりといった感じ
まとめ
影響力を増すセブンイレブンの今を見てきた訳ですが、小売というジャンルを超え、もはやファブレスメーカーといった感じで、アップルとも似たような印象を持ちます。
言いっぱなしではなく、一緒になって商品開発を進めるセブンの取り組みに、小売業のあり方を学んだ次第です。
日経ビジネスNO.1745より