最高益から一転。受難の時代に突入。商社

鉱山商社

最高益を叩き出したのに・・・

2019年度は、過去最高益などで沸いた商社業界。

資源ビジネス絶好調でオリンピックイヤーの2020年は、さらなる成長が見込めるはず・・・と思ったら。

米中摩擦で、経済スピードがダウン。ところがトランプさんも中国も仲良くしてよという声が伝わったのか、第一段階での合意に達し、さぁ、これから年度末にかけて挽回するぞと思った矢先に、まさかのコロナ騒ぎ。

人やモノが全く動かないことから、原油市況は供給過多により、大幅下落。サウジのシュエールガス潰しも影響していることは確かでしょうけど。

利益より我慢の時にじ~ん。

会長、社長自ら玄関でお出迎え。新聞などでよく見かけ、かつ会社のトップがこんな自分を出迎えてくれるというのであれば、これほど気持ちが高ぶることはないでしょう。

しかもコロナショックで気持ちが沈んでいる時はなおのこと・・・。

そんな苦しい状況に追い込まれた中、伊藤忠商事の会長のコメントがやけに胸に刺さりました。今は、利益よりも我慢の時期であると。潰れさえしなければ、いつかは復活できるというコメントだったかと思います。

これ商社に限らず、どの会社にも言えること。とにかく、このお通夜状態の日本潰れずに持ちこたえることができれば、いつかまた復活できると。

とにかく、その体力がないと成立しない話なのですが・・・

いつか来た道か・・・

振り返ればリーマンショックの時も、商社業界は大打撃を受け、資源ビジネスに偏っちゃ駄目よ、ダメダメといことで、次なる飯の種づくり頑張っていきました。

新ビジネスの育成が直接的に業績に寄与したとは言い難いですが、あの苦しい時代を乗り越えて、最高益を叩き出すまでに成長したというのは素晴らしいことだと思います。

とは言え、経営不振の原因はリーマン同様、資源価格といのが何とも・・・

こんな時だからこそ

丸紅が18年ぶりに赤字。三井物産も500億~700億円の減損損失、三菱商事も赤字と惨憺たる状況ですが、またいつか復活することを切に願うばかりです。

その時は資源ではなく、新ビジネスで復活すればいいかな。

今回のような世界的に流行するウイルスを商社の力で何とかして欲しいです。

世界を股にかけてビジネスをするのが商社ですから。

当時は就職したいランキングで商社は強かったけど、今はどうなのかな。

医療という切り口で世界成長に貢献となれば、共感する学生さんも多いのではと思った次第です。

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