コメディなのに残酷すぎるよ。正直笑えない「ほえる犬は噛まない」

ほえる犬は噛まないアジア映画

始まりはマルチーズ。ワンちゃん連続失踪事件

大学教授を目指す非常勤講師の主人公ユンジュ。同世代の友人が次々と教授になる中、なかなか夢を叶えられずくすぶった毎日を過ごしていました。

精神的にもかなり追い込まれていたのでしょう。同じマンションに住む住人の飼い犬に腹を立てて監禁。

地下の廃棄置き場にあるタンスの中にワンちゃんを閉じ込め、その場を後にします。

といった具合に、いきなり衝撃的な動物虐待シーン。かなりショッキングでしたが、これはまだ序の口。この先さらにエスカレートしていくのです。

ほえる犬は噛まない

罪の意識を感じて開放しようとしたけれど・・・。

数日後、マルチーズの飼い主はマンション管理事務所を訪れ、地域内へのビラ貼りの申請に訪れます。

そこには生前のマルチーズの写真が載せられ、数日前から姿を消したとのこと。受付を担当したヒョンナムは、ビラ全てに判子を押してマルチーズの飼い主にそのチラシを渡します。

ほえる犬は噛まない

その様子を偶然目にしたユンジュは、自分が数字前に廃棄所に置き去りにした犬知り、罪の意識を感じたのか、急ぎ足で廃棄所まで様子を見に行きます。

が、既に時遅し。タンスの中に犬は既にいない。完全に鍵を閉めた状態なので犬が逃げることはできない。

そうこうしている内に地下室に向かってくる人影を発見し、急ぎタンスの中に隠れます。

戦時中は犬も口にしていたとは聞いていたけど。

地下室に入ってきたのはコンロ片手に食材をたんまり抱えた管理人。地下室で鍋料理するらしく、袋から取り出したのは、探していたマルチーズ。

管理人の手により殺められてしまったマルチーズ。しかも、それを鍋にして食べるというのですから、さらに驚き。

日本でも戦時中は犬を口にするというのは聞いたことはありますが、お隣韓国では今なお一部の方だとは思いますが行われていることに驚きました。

夫婦仲は冷え込むばかり。まるで奴隷

罪の意識を感じて反省したかと思いきや、この男、さらに次なる犯行に出てしまいます。

これも教授になかなかなれないイライラと奥さんからまるで奴隷のような扱いを受けていたからでしょう。

標的は旦那に先立たれペットのワンちゃんを生きがいに暮らしているおばあちゃん。

ペット禁止のマンションで犬を飼うとは何事かと変なスイッチが入り、散歩中に犬を拘束。

マンションの屋上から投げ飛ばすというとんでもない行動に出てます。

この様子を見ていたマンション管理事務所で働くヒョンナムは、正義感からなのか彼をとっ捕まえるべく急ぎ犯行現場に向かい、彼をあともう少しでとっ捕まえる所を余計な邪魔が入り、失敗。

何とか逃げのびることができたユンジュでしたが、なぜ、あのような行動に出たのか、今更ながら深く反省します。

まさかの奥さんが犬を連れてきた

しばらくすると、ユンジュの家でも犬を飼うことになりました。

奥さんが退職金で買ったとのことで、これにはユンジュも腹を立てましたが、奥さんに食べさせてもらっている身もあり、そう強く出ることでもできず、散歩、餌やりなどの奥さんの命令に従うのでした。

が、ここで事件が勃発。散歩中に飼い犬が失踪。奥さんには案の定、怒られ、見つけるまで帰ってくるなというきっつい一言をもらいます。

果たして無事に生きて見つけることができるのか、はたまた管理人の餌食になってしまうのか。

あのパラサイトの監督ポン・ジュノの作品だけに、エンディングはもっと驚きが。ぜひご覧ください。

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