えっ、そっち系の作品なの「渇き」

渇きアジア映画

致死率100%なのに生還しちゃったよ

致死率ほぼ100%のウィルス。身体中に水疱ができて血が吹き出して最後は壮絶な死が待っているという、それはそれは怖い病気。

しかも自ら志願して、ウィルスに感染して自身を試すというのですから相当度胸が座っているのと言いますか、変わり者と言いますか

ウィルス注入後、案の定の症状が出て、医師たちの賢明な手術も虚しく息絶えてしまい、白布で顔を覆われたその時、息を吹き替えすという奇跡が・・・

これはもしかしたら、この人持っているかもということで、街中の人たちは大盛り上がり。だって感染者500人の内、唯一生き残ったのですから、あやかりたいという気持ちはわかります。

余命いくばくもない、あるいは医者から死を宣告された患者さんも彼に最後を看取ってもらえればもしかしたら奇跡が起こるかもと。

ということで、彼の元には瀕死の患者さんばかりが舞い込んでくるのですが、これがまさか彼の生贄となっているのとは・・・

サスペンス・ホラー作品かと思いきや、モンスター作品だったんです。

渇き

認めたくないけど、怪物くんに

主人公としては、自分がバンパイアになったことを最初認めたくなかった。

だから人間の血をチュッパチュッパするなんぞ、モンスターに魂を売った人間がすることと否定していたのですが、食欲には勝てず、人の目を盗んでは患者さんの生き血をチュッパチュッパ。

ありがたいことに余命いくばくもない患者さんが向こうからひきなりしにくるものだから、食べるものには困らんなかったんですが、どんどんモンスター化していく彼がかわいそうで、かわいそうで。

渇き

愛するが故にだったけど・・・

それもこれも彼女の存在が大きかったと言えます。麻雀仲間のお家に一緒に暮らすある女性と恋に落ち、勢いあまって彼女を殺してしまいまいます。

とにかくバンパイアとなると力も半端ない。コインをちぎるほどのバカ力だし、屋根の上までジャンプする跳躍力。そうとうは知らず、彼女と口論になり、首を軽くキュッとしただけなのに死に追いやってしまいます。

愛する彼女を失いたくない。そんな気持ちから彼は自分の血を彼女に分け与えます。すると、それまでぐったりしていた彼女から生気が蘇りものすごい力で彼のことを抱きしめ始めます。

こうして、彼女もバンパイアになってしまうのですが、まぁ、これが本能のまま動くと言いますか、彼の静止を振り切って一般人を襲っては生き血を吸うルール無用の大悪党バンパイアになってしまったのです。

渇き

罪の意識はあったのね。

こうして収まりの効かなくなった彼女に自分自身罪の意識を感じ、二人で死ぬことを覚悟します。

最後は太陽の光を浴びて死を遂げるのですが、映画に出てくるよバンパイアとは異なり、かなり生活に密着した感じがして怖さも半端もなかったです。

その辺にいそうといった普通な感じがしました。

渇き

タイトルとURLをコピーしました