コメディ映画という視点で見るとちょうどいい「68キル」

ぶっ飛び過ぎな彼女

固定した仕事に就かずその日暮らしの収入でなんとか生活している。それもこれも身体を売って彼氏のために尽くしてくれる彼女のおかげ。

が、この彼女。かなりの変わり者。彼の顔の傷やらアザの後は、これ全て彼女による暴力。それも満面の笑みを浮かべて殴ってくる。しかもクスリなどは一切やっていない。根っからのサディスト。

そんな彼女を愛の証と素直に受け入れる主人公のチップもかなりの変わり者ではありますが・・・

68キル

一攫千金を夢見て

そんな極貧生活を強いられている二人に一攫千金のチャンスが訪れます。

彼女の上客でもあるお金持ちのパパが、あろうことか彼女の目の前で大金を金庫にしまう所を見せつけてしまう。そのダイヤルの番号を即座にインプットした彼女は、この大金をせしめようと企て、彼氏と二人、深夜に金持ちパパの家に侵入。

乗り気ではなかったチップでしたが、金を盗んだら即退散という言葉に騙され、この計画にのかったわけですが、目の前で彼女が、お金持ちパパをプスリ、お金持ちママもプスリ。あるお仕事で家に来ていた若い女性は拉致してクルマの中へ。

当初話していた内容と全く異なり、殺人まで犯して金を奪う彼女にただただ驚くばかり。

彼女にしてみれば、全く焦った様子もなく、慣れたものといった感じ。

しまいに、とにかく逃げるが大優先の状況。しかもトランクには拉致した女の子がいるという状況で、いきなり私を抱いてと宣う彼女。

それにのっかるチップ

この辺りから、コメディ色が顔を出していきます。

凄惨なシーンが続き、ちょっと辟易している所に、ちょいちょいこの手のコメディ的な要素が放り込まれていきます。

シリアス一辺倒だとどうも飽きが来てしまいがちですが、この展開は中々斬新で楽しめました。

68キル

彼女の兄がこれまた強烈

拉致された彼女は、その後、彼女の兄へ引き渡されることになります。

で、この兄がこれまた彼女にも優るほどのエキセントリックなお人。

若い女性を買っては、お家で人体解剖をして、ホルマリン漬けにして飾っているというもの。

しかも、その解体シーンをビデオに録画にして、夜な夜なそれを見て興奮しているのですから、変質者と言ってもいいでしょう。

68キル

災難の連続、チップ

ほんの軽い気持ちで加担した強盗も、とんでもない事件に発展し、しかも全く関係のない若い女の子がこれから危険にさらされる。黙って見届けるか、このエキセントリックな兄妹から若い女の子助け出すか究極の選択を迫られます。

その後も、とんでもない事件に巻き込まれるチップ。コメディ映画であれば最後まで見れます。

68キル