不幸の連鎖が凄まじい「愛の囚人」

ある男との出会いが彼女の人生を狂わせる

ちょ~がつくほどのお嬢様で育った彼女。パパは実業家で会社をいくつも経営し、何不自由しない生活を送っていました。

ある日、庭にデッキ作りか何かで訪れていた作業員に一目惚れ。

相思相愛となり、お互い恋に落ちることに。

彼氏は日雇いのその日暮らしの生活。一方はお嬢様ということで、両親は猛反対。彼女の人生を思うあまり、彼との交際を認めず、両親の説得で彼女は彼と別れることを決断します。

後のことを考えると、ここで彼との関係を断ち切っておけば良かったのに、その後ズルズルと。

愛の囚人

男磨きに頑張る彼

彼を忘れるため、彼女は1人街を離れ、モスクアで暮らすことに。一方の彼は彼女を忘れることができず彼女を追うようにモスクアで。いつか彼女に認めてもらうと日雇いバイトで生活を送り、何と出版系の正規雇用を獲得することに成功。晴れて彼女の前に姿を現し、よりを戻そうと直談判。

そもそもこの正規雇用、彼女の現彼氏の職場。この彼が後の旦那となるわけですが、この人も彼女の両親に負けず劣らずの実業家っぷりで会社をいくつも経営するという強者。

彼女の依頼を断りきれず、温情で彼を雇うこととしたのですが、これが仇となったのか、再び彼女は彼の元へ。再び愛が目覚めてしまう訳です。

愛の囚人

まさかの復活

再びよりを戻し、幸せ期間もつかの間、今度は彼女のパパが借金を抱えて、かつ警察沙汰の事件を引き起こしてしまいます。

パパの事業を引き継ぐ会社がなければ、パパは刑務所行き。

両親想いの彼女は決断します。自分が犠牲になって家族を助けようと。

一度は別れた青年実業家の所に、パパの事業救済を約束に戻ります。さらに驚くことに青年実業家と結婚。

1人ぼっちとなった彼は、まぁそれはそれは、半端ないやさぐれっぷり。会社もやめて毎日飲み歩き人生をほぼ投げ出す生活を送ります。

愛の囚人

で、行き着いたのが遠い昔、パトロンにならないかと打診していきたやり手のキャリアウーマンの元へ。結局、彼は彼女との結婚を選び、二人共別々のパートナーと人生を送ることになったのです。

で、あの時は良かったねと昔を笑いながら話せる関係では良かったで、エンディングを迎えるとばかり思っていましたが、エンディングにかけての急展開がこの作品の見どころ。

残り30分は目が離せません。

手錠が気になっていたんですよね。

この作品の冒頭で、手錠をかけた彼女の回顧録で話が進みます。

憔悴しきった感じで、昔の溌剌とした印象はゼロ。クスリでもやってしまった用な感じで。

なので、ずっと引っかかるものがあったのですが、その答えが最後の最後で判明します。

畳み掛ける不幸の連鎖にゾッとする思いでした。