みんな興味は宇宙に行っているけど
この作品を見て、地底に関しての興味が一気に膨らみました。
地底と対極にあるのは宇宙でしょう。宇宙が外向きに対し、地底は内向き。けど、この作品で語られる地底の世界がなかなかおもしろい。ダイヤモンドが飛び交っていたり、晶洞になっていたり。
隙間なく地表が積層されているかと思いきや、中はしっかりと空洞になっているんです。
もしかしたら、地底人は本当に存在するのでは?と違った意味で、この作品を楽しめました。
そもそも地底はどうなっているの
リンゴに例えると表面の皮が地殻で、地底全体から見るとペラペラなんです。
で、果実のの部分がマントルと呼ばれるところでここがとにかくミステリー。晶洞になっていたり、ダイヤモンドが飛び交っていたり。実際見てみたいものです。
で、その次が外核と呼ばれる層。ほぼマグマです。マグマの海といった感じでとてつもなく熱い。
確か作品の中では4000度なんて言ってましたね。
で、リンゴの種部分、中心にあたるのが内核というものです。
で、外核がエンジン役となって、この内核をグルグル回して電磁場を発生させている(だったと思います。)
が、外核が止まった、つまりエンジンが停止してしまったので、電磁場が弱まってきちゃってさぁ大変となった訳です。
電磁場ってのがないと生命の危機に
北極と南極があるように、これも電磁場のおかげだし、座標なんかも全て電磁場あっての話なわけです。だから座標軸を使って目的地に着陸設定したのに、蓋を開けたら飛行場でなく街ナカになっていてさぁ大変となりました。
それよりも怖いのが太陽風を防御してくれているんです。この電磁場というものは。
電磁場がなくなると太陽風が直接地球を襲い、建物は焼けただれるわ、人間もまともに生きていけない世界になります。
水と空気さえあれば、人が住めると思い込んでいましたが、この電磁場というのも人間が住む環境としては必要不可欠なのです。
人類を救う英雄
で、話を本題に戻すと、この作品のあらすじは停止してしまったエンジン、外核を再び作動させるため、6人の英雄が4600kmに及ぶ長旅を死を覚悟で挑戦するという泣けるお話なのです。
生命維持防具がないとまともに生活できない環境ですから、まるで宇宙に行ったような危険がつきまとう世界なのです。
案の定、6人いた英雄は1人、また1人と己を犠牲にして人類、仲間を助けることだけを願い旅立ってしまうのですが・・・。
作品というよりも、地底に行ってみたいという思いだけが膨らんだ映画でした。