悪い事に憧れる年頃?
何かと背伸びしたいお年頃の高校時代。日本に限ったことではなく海を超えたアメリカでも、考えることは一緒のようです。
ただその背伸びの仕方がとんでもない突き抜けていて、到底日本人には真似できないでしょう。
だって、それやったら少年院でしょのオンパレードなのですから・・・
白人敵視ってあるんだ
人種差別はまだ残っているとは聞くけれど、この作品では白人とメキシコ人のいがみ合いが描かれていますね。
移民の街なのでしょうか、白人が歩こうものなら怖いお兄ちゃんがスッと寄ってきて「この街から出ていきな」と怖い声をかけられちゃいます。
夜なんて、まず外には出れない。裏道入れば、タトゥを入れたごっついお兄さん方がウロウロしていて、クスリを売っているんですから。
アン・ハサウェイノリノリ
身の危険を感じながらも、そんな危険な場所に足繁く通うアン・ハサウェイ。
悪いことは一通りやってきましたというお友達も、その場所に行くのだけは勘弁と腰が引いちゃっている状態。
最終的にはメキシコ人ギャング達の仲良くになり、しまいには仲間に入れてくれと懇願。
親は裕福
学校にも通わせてもらい、何不自由ない生活を送っているのに、どうしてまた進んで悪の道に進んでいくのかが、どうも理解できない。
変化のない決まりきった世の中というのが却って退屈に感じちゃうのか
娘が補導されて、悲しむ両親。わかるわ~その気持と共感していましまいた。
極めつけはレイプ事件
そんな親の心配をよそに、ある事件が勃発。俺たちのギャングに入りたいならサイコロの数だけ仲間と寝ろというもの。
そんな無茶な条件もあっさり承諾。ところが自分達からOKはしたものの、何故かレイプ事件として、取り上げられギャングたちは皆逮捕。
一見、ハニートラップにも見えますが、その時は同意していたものの時間が経過するにつれて意識の変化が起きたのでしょう。ギャングが同意のもとと言っても、まずは聞いてもらえないでしょう。
アン・ハサウェイがバッサリ
ところがまた話は二転三転。今度はアン・ハサウェイ自身が、あれは私達も同意したものであり、レイプじゃないときっぱり。/p>
友達もポカン状態。てなわけで、これで友人との関係もこじれるわけですけど・・・
とにかくティーンのちょっとした心変わりの早さにビックリするとともに、アン・ハサウェイ演じるこの女子高生はどこに向かっているのか、いささか不可解な作品でした。