新聞が強かった時代、「キリング・フィールド」

革命が起きたその瞬間を経験する奇跡

国民の1/3が虐殺されたと言われる人類史上、最も残虐、野蛮と言われているポルポト政権

その悪魔の歴史の始まりが、この作品に克明に描かれています。カンボジアの首都、プノンペンを制圧直後の様子が克明に描かれています。

ポルポト派が率いる武装組織クメール・ルージュが、ベトナムがアメリカと一緒に撤退をしたの機に、政府軍との立場が逆転。勢いに乗るクメール・ルージュは首都制圧に動き出します。

これを知ったプノンペン市民は家財を台車に乗せ多くの人が首都を後に。駐在する外国人も国外への脱出を始めます。

少しでも遅れるようなことがあれば、ポルポト派に捕まってしまうということで、皆必死。

革命を起こせなんて、よく良いようにとらわれがちですが、周りにとってはとんでもなく迷惑な行為であり、人の命さえも奪われる残酷なものなんだなと。

キリングフィールド

ジャーナリストが脚光を浴びていた時代

武装組織クメール・ルージュの進軍に勢いをつけたのも、アメリカによるある都市の誤爆が原因。

その事実を世界に発信していくため、命がけで現場への潜入を計画したのが主人公のシドニー記者

とにかくこの時代、この手の情報は限られた人間にしか公表されず、時には封印されることも。そのため真実を取材し、世の中に発表するという意味でジャーナリストは非常に重要な役割を担っていたのです。

てなわけで、外国人が海外逃亡を決め込む中、危険極まりないプノンペンに残り取材を続けることを決意します。

これが後に起こる悲劇を生むとはこの時、想像すらしなかったことでしょう。

キリングフィールド キリングフィールド

大親友を残してきた自責の念

ポルポト率いる武装組織クメール・ルージュにあっさりと首都陥落を許した現政権。

街にはピンクのバンダナを頭に巻きライフルを手にした少年兵が我が物顔で闊歩し、気に入らなければ、一般市民を殺してしまうという地獄絵図があちらこちらで起きます。

シドニー達も外国人というだけで、囚われの身となり銃殺の寸前まで行った所を、共に記者として活動していたカンボジア人のプランに助けられ一命を取り止めることに成功したのです。

恐怖体験後、想定外の傍若無人のクメール・ルージュ。外国人であろうと命の保証はないということで、アメリカに戻ることとしました。

が、外国人は良いけどカンボジア人は駄目というお達しが、クメール・ルージュからあり、さぁ大変。

疎開を決め荷車でこれから出発するプランを引き止め、パスポート偽造で何とか、この難局を乗り越えられると彼に避難場所に留まるよう説得。

プランもそのお話にのかったものの、パスポートに貼付する写真に不備があり、失敗。

こうして彼らは離れ離れとなったわけです。

新聞記者というだけで殺される可能性が高い。プランの家族でさえ、パパの死を受け入れていましたが、シドニーは彼が生きていることを疑わず、赤十字や難民キャンプにプランの写真を送り続け彼と再開を信じていたのです。

この2人が生きて再会を果たすことができるのか。ぜいひご覧ください。

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