親族がいないは都合がいいって
長きにわたり数々の犯罪を行い地域の住民から恐れられていたギャング集団。
なかなか証拠つかめず逮捕も至らない。ということで最後の手段として潜入スパイ作戦を決行することにしました。
白羽の矢が立ったのが警察学校卒業間もない新人のディカプリオが演じるビリー。
彼が選ばれた理由は親族がいないこと。身元が割れにくいというもの。
ギャング集団にスパイということがばれないように、傷害事件を起こして刑務所に行き、さらにギャング集団とひと悶着を起こして組織に仲間入りするというもの。
手の込んだやり方で、何とかギャング集団のボスに認められ組織の一員に認められました。
とは言え、目の前で人が殺されるのをただただ見てるだけというのは、精神的にも相当きつく、それが1年以上の続き精神安定剤に頼ることとなりました。
小さい頃からお世話になってます・・・
ビリーによる潜入捜査だけなら、ここまで話は盛り上がらなかったでしょう。
何と、スパイを送り込んだ警察側にも、スパイが・・・。
ギャング側のスパイはマット・デーモン演じるコリン。小さい頃からギャング集団のボスとは顔見知り。まさに近所のおっさんという関係です。
色々と世話にしてもらった恩義からか、警察のスパイとしてボスを支えることとなったのです。
しかも運命の巡り合わせと言いましょうか、コリンはビリーと同期の人間。一方は警察側、一方はギャング側とお互いの存在を知らずに激しいリーク合戦が行われます。
裏では情報のリーク合戦
これで一網打尽と踏んだ中国人との取引シーン。ビリーが早々に取引場所をリークし、カメラを設置。
取引の様子を抑えられ、かつ携帯電話を元に追跡ができちゃう。
署内はリモート映し出される映像に大興奮。これでギャング集団を逮捕できると誰もが確信しました。
その様子を見ていたコリンは、携帯メッセージでボスに連絡。カメラが設置されていること、携帯を使うと追跡されるので一切使うなと鬼の早さで送信。
こうして、難を逃れたギャング、せっかくの逮捕のチャンスを台無しにされた警察。
これは中にネズミがいるに違いない、つまりスパイがいるだろうということで今度は両者ともにスパイ探しに躍起になります。
スパイ同士がニアミス
ここのスパイ探し大作戦の最中、ビリーはネズミのしっぽをあともうちょっと捕まえる所まで行きます。
追われれる身となったコリンも、尾行されていることに気付いたのか、何とかビリーを巻くことに成功します。
その後、署に戻ったコリンは街中の防犯カメラの映像をプレビュー。自分を尾行した人間の探し出します。
が、映っていたのは横顔。これでは誰なのか全くわからない。
こうして、捜査はまた振り出しに戻ってしまいます。
えっ、おまえのスパイだったの?
二人のスパイ活動を焦点を当てて話が進行。そっちばかりに気をとられていたら、もう一人スパイがいることが発覚。
しかも、親元はFBI。とんでもない所の組織がバックについていたいのです。
この人が警察側なのかそれともギャング側なのかは見てのお楽しみ。
とにかくラスト10分は壮絶の一言。時間がないから急いで事を進行させたとしか見えない終わり方でした。
最後に登場するネズミにゾッとしたのは言うまでもありません・・・。