交渉人という職業を初めて知った「プルーフ・オブ・ライフ」

プルーフ・オブ・ライフハリウッド

交渉の条件は様々。

この作品を観て知っったのが、誘拐事件の交渉役を専門に扱う会社があるということ。

日本は海外に比べると安全ですから、誘拐されるという心配はありませんが、これが海外となると話は別。企業側も海外でのリスクを考えて、ちゃんと保険に入っているというし、しかも交渉を扱う保険会社が数多く存在するというのですから、驚きました。

交渉人ラッセル・クロウ

2000年の時の作品ということもあって、細身のラッセル・クロウにまずビックリ。痩せている時の方が断然かっこいい。まぁ、その話は置いといて冒頭では、チェチェン共和国に囚われの身となった人質を救出する場面が描かれています。

この事件ではソ連軍も巻き込んで、両者を騙しつつ、人質を救助。身代金を渡す場所までヘリを飛ばし、ソ連軍とチェチェンの軍事衝突を誘発して、その隙に人質と一緒に、その場を脱出しようという危険きわまりない仕事。何とか命からがら救出には成功します。

ちょっとおちゃめな感じで、笑い話的に描かれているので、コメディ系かと思いきや、内容はチョーシリアスな感じで描かれています。

次なる挑戦者はゲリラ部隊

どこぞの国かは正確には触れてはいませんでしたが、中央政府と古くから死闘を繰り広げているゲリラ部隊が何と石油会社の技師を誘拐してしまうというもの。

冷戦真っ盛りの頃は共産主義を掲げ、真っ向から政府軍と戦っていたものの、コカインに手を出してから悪の集団へと変貌し、政府も手を焼いているようなとんでもないゲリラ集団。

そんな危ない連中から人質を救出する羽目となった交渉人ラッセル・クロウ

プルーフ・オブ・ライフ

身代金の折り合いを着ける所は我慢の連続

交渉人のお仕事は、まず誘拐犯との身代金の金額調整から始まります。

このやりとり、日常のビジネスシーンにもあるようなお互いの腹の探り合いといった所で、犯人側はチョイチョイ人質がどうなってもいいのかっと挟み込みますが、それもラッセル・クロウにとっては全く持って響かない。また来たかとばりに、いなすシーンはさすが。

最終的には交渉人側の金額に落ち着かせてしまうのですから、さすが交渉人という肩書で飯を食っているだけあります。

プルーフ・オブ・ライフ

本気出したら怖い。

忍耐強く交渉を続け身代金の折り合いもつけたのに、その後ゲリラ組織からの連絡が途絶えてしまいます。

ならばとばかりに、最終手段としてゲリラ組織のアジトに潜入して、人質を救出する作戦に打って出ます。

一般ビジネスマンが大丈夫かよと思いましたが、そもそもラッセル・クロウは元軍人で、かつ特殊部隊の一員。逆に現場の仕事の方が得意なのです。

と考えると、元軍人の再就職先としては、この交渉ビジネスというのは引く手あまたなんでしょうね。

最後はゲリラ組織との戦いになるのですが、これは観てのお楽しみ。

とにもかくにもラッセル・クロウのかっこよさがやけに眩しく見えた作品でした。

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