はい、はい、そうゆう事ね。隔絶された怪しい島
精神障害の犯罪者を収容するリハビリ所とでも言いましょうか、どこの刑務所もさじを投げるような危険極まりない犯罪者を孤島に閉じ込めて生涯面倒を見ましょうという施設。
そこで、ある女性が施設スタッフを殺して脱走したとのことで、連邦捜査官のデカプリオが島に乗り込むという話。
島に上陸するとライフルを持ったスタッフがお出迎えし、物々しい雰囲気がプンプン。
このシーンを見て、はい、はい、精神障害者の面倒を見る親切な施設と見せかけて良からぬことをしているのねと察しがつきました。
見た目も怪しいひげチョビンの男性。オマエが黒幕?
今回の捜査で協力してくれるのが、施設長と思われるひげチョビンの男性。捜査には協力すると口で言うものの、それはダメ、あれはダメとデカプリオの依頼をことごく却下。
施設内で行われている秘密を外に知られたくないのか、ガードが硬い。
ブチ切れるデカプリオも、軽くいなすほどの余裕っぷり。こいつは手強いと思いましたよ。最初は
急展開。脱走兵捕まる
島から逃げたと言われた女性ですが、あっさりと捕まり、これまた精神障害を患っているのか、話がほぼつながらない。しまいにはデカプリオの事を、旦那と思い込み抱きつく始末。
とおもったら、いきなり態度が一変し、デカプリオを腕をはねのけ、オマエは旦那じゃない。誰だとものすごい剣幕で食いかかる始末。
とにもかくにも捜査はこれにて終了したわけですが、どうも何か隠している雰囲気はプンプン。
そしてようやく島の秘密が明らかになります。
洞窟に潜む、精神科医。この島はいかれている
その御方は何と岸壁の中腹あたりの洞窟で、身を隠す精神科医。最初は医師として派遣されましたが、島でやることなすことに疑問を持ち、脱走をしたとか。
収容された人達を薬漬けにして、従順な人格にしてしまうというもの。しかも脳のある一部、切断するという手の込んだもの。
この秘密を知り、デカプリオは島から脱出することを決意します。
予想を大きく裏切る結末にあんぐり。そうだったん?
この作品、デカプリオ自身の妄想シーンが度々登場します。亡くなった奥さんや子供が出てきては、どこかデカプリオの捜査の邪魔をしているようにも見えました。
現実世界と妄想の世界の区別の次第につきにくくなり、最後のシーンを見た時は、どこから妄想だったの?と頭が混乱することは確かでしょう。
映画は2回以上見ると、内容の理解も進み面白いと言いますが、まさにこの作品は2回以上見ることで面白さが増すんでしょうね。
冒頭シーンのタバコを部下からもらうシーン。これもエンディングにつながる伏線だったとは・・・。
とにかく伏線を探すだけでも楽しめる作品だと思います。ぜひ!