ショーパブでスカウト
一生懸命頑張っていれば、きっといつかは誰が認めてくれる。
それは体現したのが、本作品の主人公アリーでしょう。
地元ではちょっとした有名人のアリーが、ある夜のステージでお客で来ていた世界的ロックミュージシャンジャックにスカウトされます。
とは言え、アリーは特に浮かれることもなく、単なる遊び相手欲しさに近寄ってきたのではと至って冷静。
ので、バイトがあるからと彼からの誘いもきっぱり断る始末。
この態度からして、アリーではなくレディガガというアーティストがチラチラと顔をのぞかせるんですよね。
出会って数週間でステージへ
彼のコンサートを見にいっただけなのに、まさかのステージに上げられて歌声を披露する。
ジャックは、多少の下心は合ったでしょうが、彼女のミュージシャンとしての才能に惚れ込んだというのもこれまた事実だったのです。
観客も彼女の歌声に酔いしれスタッフからも久方ぶりの出来の良さと称賛されます。
まさかのソロデビュー
このステージをきっかけに鬼速でスターの階段を駆け上がっていきます。
一度、着火するとものすごいスピードでスター街道を爆走するんだなと関心しちゃいました。
敏腕プロデューサーの目に止まり、ソロでニューを果たし、全米ツアーも始動
全てが順風満帆に見えました。が、時を同じくして上がる人もいれば、下降する人もいるようで、人生とはなんて残酷なんだなとつくづく思いましたよ。
上り詰めたよグラミー受賞
ミュージシャンとしての二人の関係が逆転したのが、アリーのアカデミー賞受賞です。
その授賞式の場で大失態を演じてしまったジャック。
アリーの親族、スタッフからもジャックへの風当たりは強くなっていきましたが、 アリーだけは、彼に対する態度を変えず、この人スターになってもぶれないなと関心しました。
役どころが霞むレディガガオーラー
たまのショーパブ出演で小銭を稼ぎ、いつか大勢の観客の目の前で歌を披露しいた。
そんな夢を叶えたアリー。自分の夢を叶える過程で当人も一歩、一歩成長していくわけですが、レディガガがこれを演じると、既に仕上がっている感ありありで、どうしてもアマチュアには見えない。
さすが世界的なミュージシャンだけに、その圧倒的なオーラーは隠せないものなんだなとある意味、関心しちゃいました。
この作品、無名の女優さんが演じたらもっと感情移入できる作品かもと思った次第です。
とは言えストーリーは秀逸。アカデミー賞候補に上がるのもわかる気がしました。