ここから始まったのか。ストックホルム症候群。「ストックホルム・ケース」

ストックホルム・ケース ハリウッド

銀行強盗だけどどこか憎めない。慌てっぷり

海上のヨットから飛び降り颯爽とタクシーに乗り込む主人公。向かった先は銀行。

カウンターにバッグを置き取り出したのはライフル。挨拶代わりに一発天井にぶっ放し、自ら銀行強盗であることをアピール。

この行動からオヤオヤとは思いました。もう少しこっそりと事を進めれば強盗も成功するのにと。

周りは客は必要以上に慌てふためき、銀行内は混乱状態。しまいには腰を抜かして倒れ込む客も出てきて、かけつけた銀行スタッフに「俺は撃っていない」と弁明する始末。

といった具合で、どこか憎めない様子の主人公。ストックホルム症候群は彼なくしては成立しなかったでしょう。

計画的に見えて場当たり的な行動

彼の目的は国外逃亡用の資金とクルマ。そして仲間の釈放というもの。

しっかりと要求を用意している所を見るに、計画的にも見えましたが、人質の扱いや警察とのやりとりを見るに場当たり的な言動も多く、人質からしたら、この人助けてあげないとダメなかも、警察からしたら、楽に落としやすいと思われてしまいます。

人質は助かりたいの?と疑われる行動が散見

主人公と数時間一緒に過ごす中で、人質の女性たちも心を開くようになったのか、いつしか犯人グループと一緒になって警察を攻撃するようになります。

これがいわゆるストックホルム症候群なわけですが、この事件に関しては恐怖で人質を支配するという点は一切なく、中々逃亡できない困った人を助けたいという親切心から。

中々、逃亡用のクルマを用意しない政府に対して、噛み付く人質女性の言動は、犯人グループの一味?。偽装人質?と疑いたくなるほどの激しいものでした。

自ら墓穴を掘ることに。脇甘すぎでしょう。

広い行内で彼らが休息地と選んだのが金庫。周りの厚い壁で囲まれ、外からの侵入はまず無理。部屋の出入り口は正面の扉だけなので監視もしやすい。

が、この扉を閉じられてしまうと形勢逆転。袋のねずみ状態となるわけです。

そのリスクを全く考えられなかった主人公に、またまた愛しいと感じました。

強硬手段の催涙ガス

こうして金庫に閉じ込めることに成功した警察は、厚い壁をドリルでこじ開けて、催涙ガス攻撃に出ます。

結果的にこの作戦は大成功。たまらず金庫から出てきた犯人グループをとっ捕まえることに成功したのです。

こうして茶番とも言える銀行強盗は平和的に幕を閉じることになったのです。

忘れられない記憶にジーン

収監された犯人の元を訪れた人質の女性。犯人を面会というのも凄いことですが、恐怖心から彼に好意をいただくようになったのではなく、心から彼に惹かれていたのでしょう。

あの時、一緒に過ごした時間が忘れられないという彼女のセリフに胸が熱くなりました。

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