色々と考えさせられた「火花」

尊敬できるパイセンを作る

部活でも、会社でも、プライベートでも尊敬できる先輩に出会えることは人生を豊かにする

先輩から色々なことを学び、自分では見たことのない景色に触れ、んで成長していく。

作品の主人公は本当に心から先輩を尊敬している様子が伺え、さぞ幸せなんだなと感じました。

電話がなれば即座にすっ飛んで行くし、尊敬できる先輩でなければまずそんな行動は起こさないでしょ。

けど、そんな先輩もいつしか憧れの対象でなくる日が来る。寂しいというか悲しいかというか、なぜか先輩が哀れに感じてしまう。

鍋を囲んだあのシーンがまさにそれ。

人生最大の決断をしたのも、これが大きく影響していたのでしょう。

火花

売れるということがこんなに辛いものとは

劇場で出たり、コンテストに出場したり、時にはテレビに出演したり。

とにかく売れるために忙しい日々を送る芸人。人を笑わせることに脳みそが汗をかく位に四六時中考えているわけですから、精神的にも肉体的にも相当しんどいはず。

毎日、恐怖と戦っているというのが芸人の心情を表しているようで、大変さが伝わってきました。

そんな生活を10年も続けられたというのは、これまた相当タフな事。好きという気持ちがあれば、他人が思う苦痛も本人達に取ったらそこまでしんどいものではないのでしょう。

火花

同棲相手だと思ったのに

作品中の役者の中で、特に印象に残ったのが菅田将暉の相方、川谷修士

売れないイライラを相方にぶつけたり、解散を切り出した時の後ろめたい気持ち、最後のライブステージなどなど。変に作った感じがせず自然体。素でやっているかなと思う位に違和感ゼロ。俳優の仕事でも食っていけるのでは思う位。

火花

最後の解散ライブで見せた悲しい気持ちをグッと堪えるシーンは涙モノ。ぜひ見て欲しいです。

火花

他にも桐谷健太と同性していたヤンキー風の女性。かわいい子だなと思いましたが、まさかだったとは驚き。

茶髪で全く気づきませんでしたが、売れない芸人を支える彼女を見事に演じていました。

やりたいことができない苦痛

気になったのは売れるためには、時には自分のやりたい事を我慢してお客の要望に合わせるというもの。

これビジネスの世界ならよくある話。けど、クリエティブ色の強い芸人の世界にもあるとは素直に驚きました。

難しい笑い、新しい笑いというのはなかなか世間的には受け入れられない。けど、そこで今の世間に合わせた笑いに合わせたものを提供する。

そんな葛藤を抱えながらも、表情、態度に一切に出さずに仕事をしている芸人は素晴らしいなと思った次第です。

火花