よーく練られた構成にあっぱれ!!「鍵泥棒のメソッド」

よくある入れ替わりモノ

男と女が、あるいは最近では女子高生と主婦が、といった入れ替わりものの作品は数あれど、この作品は、グーンを抜いて面白い。

売れっ子殺し屋?とプー太郎が入れ替わり

とにかく設定がぶっ飛んでいます。入れ替わりが殺し屋とプー太郎。一方は高級マンションに暮らし、物騒な世界を一匹狼で渡り歩く殺し屋。もう一方が、その日暮らしの売れない役者。これが殺し屋役の香川照之のすってんコロリンにより、貧乏役者の殺し屋なりすまし生活がスタートする訳です。

人には人のメソッドがあります。

タイトルの鍵泥棒とは、堺雅人役の役者のこと。彼なりのメソッドで、殺し屋なりの計画を立てますが、殺し屋からすれば、まぁ稚拙な訳です。その他にもメソッドというのは役者としての演技という意味も込められているのかと。そんな演技指導の場面が、ほほえましく感じます。

配役もいい

几帳面もすぎるだろうの女編集長役の広末涼子、凄みのある、いかにも強面ではないけれど、切れたら、この人怖そう感がビシバシ伝わるヤクザ役の荒川良々など、他の役所も見物です。

鍵泥棒

さりげない会話に重要な意味が・・・。

何気ない会話の中に、後々になって、あの時のセリフが、ここに繋がっているんだというのが、結構出てきます。よーく練られている脚本だと、あらためて感心してしまいました。