転落人生はこうして起きるのか・・・「東京難民」

あらすじ

親の仕送りで何不自由なく学生生活を送っていた主人公が一気に貧困層に転げ落ちていくという何とも悲惨なお話。

とは言ってもあるあるこうゆう話を感じさせる非常に興味深い作品でした。

転落人生、その1。収入源ストップ

授業料、家賃、生活費全てを親の仕送りに頼っていた主人公。が、親はフィリピン人に入れ込み家にさえ帰らずじまいで息子への仕送りもストップ

息子はと言えば学校を除籍扱いされ、アパートを追い出され、いきなりネットカフェ難民。ここまでの出来事が2-3日の間に立て続けに起きるわけですから、もの凄い勢いコロコロと転落していきます。

とにかく日雇いバイト

貯金が全くないとくれば、明日のネットカフェ代やら食事代を稼がないとならない。となると日雇いバイトになる訳で、相場は7,000円位。

となると、ほぼ生活は自転車操業で、ネットカフェ暮らしから抜け出さないんですよね。どこかで切り詰めなてまとまったお金をつくらない限り。

何とも恐ろしく、よくできたと仕組みだと思いました。

東京難民

ホストって結構大変なのね

そんな彼に転機が訪れます。ホストの職にありつけた主人公。

ラッキーにも指名がつき、お客様はナース。主人公に惚れ込んだご様子で、お金は持っているようで1回あたり数十万のお支払いをしてくれるほどの上客を手にしたのです。

東京難民

ソープで働く羽目に

ところが、羽振りの良かったのは最初だけ。そのウチツケ払いとなり火だるまのごとくツケがたまり、返済不能に。

けど、お店側もこうなることは折り込み済み。もう返済できませんと音を上げたら、ソープへ高値で売却。そうゆう仕組みができるんですね。

このナース、注目ソープ嬢として雑誌に出ちゃう始末で、ここにも転落人生を見た思いでした。

主人公はと言えば・・・

客の不払いの責任のがれのため、先輩と一緒にバックレ。このホスト屋。客の仕掛り金の回収に失敗すると、そのケツ持ちで海外に売り飛ばされるとか、一生ある所で働かせられちゃうというちょいと怖い感じのお店。

恐ろしくなった2人は田舎の土建屋に身を潜めていましたが、あえなく引き戻され、フルボッコに。主人公は記憶喪失になる位にボコボコにされ、先輩は海外へ売り飛ばされるという散々な目に・・・

最後はホームレス

ホストクラブのお偉いさんにフルボッコにされ記憶喪失となった主人公。最後はホームレスの方々に助けられ、一緒に空き缶を拾ったり、廃品の雑誌などを駅まで売ったりといった生活を送ることになったのでした。

ほんの数ヶ月前までは何不自由ない学生生活を送っていたのに、一転してホームレスとは。

色々と学びの多い作品でした。