セリーヌ・ディオンの半生を描いたヴォイスオブラブ

ヴォイスオブラブ映画批評

類まれな才能は幼い時から突出

セリーヌ・ディオンと言えば映画タイタニックの主題歌を歌っていた人位の認識でした。

洋楽をあまり知らない僕にとっては、マリアキャリーやレディガガ、ブリトニーに比べ馴染みが薄い。

けど、本作品では、バラードに加えダンスを交えた激しい歌などレパートリーも幅広く、全世界でスーパーアーティスト扱い。

そんな彼女、10歳にして飛び抜けた歌唱力を持ち、兄弟の中でも自慢の妹というポジションで、家族の期待の星でした。

14人兄弟って、それだけでも凄すぎる

14人巨大の末っ子ということで、彼女をバックアップする体制は完璧。早速、お兄ちゃんがある音楽プロデューサーにデモテープを送ったことがきっかけに彼女のアーティストしての道が開けていきます。

逆に当の本人は何が起きているのかさっぱりわからない様子。私が歌手になって家族を養うといった強い野心もなく、ただただ時の流れに身を任せるというスタンスが熱の入る家族と対照的で微笑ましい。

世の年の差婚も霞むほど。恋心が芽生えるとは

こうして、敏腕音楽プロデューサーの目に止まり、あれよあれよとスター街道を驀進。確か10代にして、世界デビューを果たしたと思います。

後に彼女の旦那となる、このプロデューサーは、彼女ががまだ小学生位の時に、40代後半。年の差は恐らく30歳近くはあったと思います。

世界的なトップスターになるまで、ずとそばに居てくれた頼もしい彼に次第に惹かれるようになります。

が、ママからは交際することを禁じられてしまいます。男性側も年の差がひっかかったのか、最初こそ女性として見ていないと強く否定し、しばらくの間、彼女の元を去ります。

これが二人の愛を育んだと言ってもいいでしょう。

こうして、周囲の反対をよそに二人はめでたくゴールインすることになったのです。

ステージママの八面六臂の大活躍

本作品で、ママの存在がかなり効いています。結婚当初、旦那から子供を作らないと宣言されるものの、あれよあれよと子供が生まれ気づけば14人。

立派な肝っ玉かあさに変貌していきます。ある意味、セリーヌ・ディオンのマネージャーとして、行動はいつも一緒。付き添い者として世界を股にかける活躍っぷり。

そばにママがいることがセリーヌも精神的には非常に良かったのでしょう。

子供が生まれても現役バリバリ。凄すぎるっしょ

長期間不妊治療を受けて、ようやく授かった第一子。かと思いきやその数年後には双子を出産。

もう引退してもいいのにとおもいきや、逆に仕事へのアクセルを踏み込んむかのごとく毎年のようにツアーを敢行。

依然にもましてパワフルな感じさえ漂わせていました。

今は、病気の上、休養中とのことですが、また元気な姿を見せて欲しいとおもった次第です。

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