あのグリコ・森永事件がベース
今から30数年前に起きたグリコ・森永事件。当時小学生だった僕でも、怖い事件やなとテレビを見ながら思いました。
子供ならまだしも大人を誘拐してしまうんですから。しかも当時のグリコ社長。相当なプロじゃないと大人を誘拐するなんて成功しないでしょう
その後も、青酸カリを混入したお菓子をばらまくなど徹底していました。
警察を散々コケにした脅迫文を送り、おちょっくている感満載。捕まらない自身が相当あったのでしょう。
で、今回紹介するグリコ・森永事件を題材にした罪の声。実話じゃないよとわかりつつも、あまりにも内容が細かすぎるので、これ本当の話では?と思ってみたり。
てなわけで、僕にとっての新事実、新発見を中心に紹介してきます。
ネタバレになるかもしれませんので、ご注意ください。
単独犯ではなく組織的犯行
グリコ・森永事件の犯人といえば、キツネ目の男。
事件が紹介されるたびに必ずと言っていいほど出てきます。
警察官を煙に巻く知能犯で、身代金引き渡し場所には絶対に顔を出さない。あっち行け、こっちへ行けと散々指示を出して、とことん警察を疲れさせるという手口。
こんな大掛かりなことができたのも複数人が動いていたらからなんです。
一人でここまで手際よくできません。
とういことでは、キツネ目以外にも犯人がいたってことになるんです。
身代金目的ではなく株でひと儲け
この事件の最初が誘拐事件でした。その後の青酸カリを使った恐喝事件もお金を要求したもの。
世間の目をそちらに行っていましたが、実は彼らの狙いは脅迫企業の株でひと儲けというのが狙いだったんです。
実際に犯人グループで、株でかなりの儲けを出しました。
しかも不審がられないよう、巧妙に。証券会社に勤める犯人がうまーくやりました。
犯人に元警察官がいたなんて・・・
一番衝撃的だったのが、犯人グループの中に元警察官がいた事。
反社会勢力から金品をもらったとかで辞職させられました。
警察に足しての恨みを晴らしたるという面も強かったのでしょう。
警察の動きが筒抜けだったのも、彼の長年の経験が生きていたからだと思います。
実はこの事件がらみで殺人事件が起きていた
表沙汰にはなっていませんが、この事件がらみで亡くなっているのには胸が痛みました。
しかも殺人事件で、亡くなったのは犯人グループ内。
大金を手にすると、それまで一枚岩だったグループにもほころびが入るようになり、険悪な状態となり最悪な結果を招くことになりました。
穏便に済ませていれば、良かったんですけどね・・・