たまには小難しい本もいい。「失敗の本質」

失敗書籍レビュー

今さらながらの失敗の本質

この本が話題になったのは今から数年前。その後、失敗に類似する本が続々発売されたのも、この本のヒットが少なからず影響していたのだと思います。

と言う訳で、いつか読んでみようと思っていました。

ここ最近、ベストセラー系の小説が続いていたので、少し毛色の違う本も読んでみるかと思い、Kindle版をポチッと。

失敗

Kindleで読んで正解

ダンロードして気づいたのがそのページ数。Kindleだと読了するのにおおよその時間が出ます。確か9時間と表示され、こりゅー長い旅になるなと思いました。

紙となると難しい漢字、読めない漢字は飛ばし読みしていました。が、その単語が頻発すると内容がわからない。わからないをそのままにしてすっ飛ばすと、どんどん内容がわからなくなる。で、途中でやめるがいつもの僕のパターンでした。

Kindleだと、難しい単語の読みをその場で確認できますし、登場人物のプロフィールなんかもその場で確認できる。

小説ばかり読んでいてはありがたみを知ることができませんが、このようなビジネス本?には電子書籍は持って来いです。

前半は負け戦のレビュー

山岡荘八の太平洋戦争を読んでいたので、少なからずどのよな負け戦を重ねてきたのかは知っていました。

特に印象に残ったのはガタルカナルの戦い。南国の島に上陸したは良いものの、物資や食料を補給する船をことごとくアメリカに撃沈され、島に残った兵士のほとんどが飢えで亡くなりました。

その話も、小説では知り得ない戦いを俯瞰した位置で、日本軍の当時の戦術や狙い、そして参謀本部と現場ではどのようなやりとりがなされていたのか、そして何故負けたのかが語られています。

他にも、ミッドウェー海戦やレイテ沖海戦、インパール作戦などなど戦争のターニングポイントとなる戦いが、この視点で語られています。

日本

難しすぎて二度読み

その個々の戦いにおいて、失敗の原因となる内容が語られています。その内容を受けて、横串にして後半以降、失敗の本質について語られています。

ので、前半を雑に読んでしまうと地獄。後半部分を読んでも何を言っているのか全然頭に入ってこず、二度読みしてみました。

それでも後半は、かなり難しく、頭に入ったかと言うとそうでもなく。

が、こういった小説ではない、専門書というジャンルに触れ、頭の体操になったのは確か。小難しい本でも少なからず得られるものはあるんだなと実感しました。

これをきっかけに専門書関係の分野に幅を広げてKindleライフを満喫したいと思います。

兵隊

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