夢中になった本格派野球ゲーム
30年前、世の子どもたち誰しもが熱くなった野球ゲームと言えばファミスタをおいて他にないでしょう。
それまでは確か任天堂の野球ゲームしかありませんでしたが、やや物足りなさを感じました。
ファミスターは実名ではないこそあれ、それに親しい名前でプロ野球ファンなら容易に察しがつきました。
といわけで、30年振りにプレイした感想を淡々と紹介します。
桑田が全盛の時代
巨人ファンだけに、とりあず巨人を選択。投手を見ると、江川、桑田、角、香取と4名。当たり前の話ですが今では一人も現役選手はいません。
打線を見ると原監督が4番。脇を固めるのは、クロマティと吉村。このラインナップを見るだけでも十分楽しめました。
で、対戦相手が最弱のナムコスターズ。
が、侮ったのが大失敗。意外に強い。
フライが取れない。送球のミス連発
30年という月日は恐ろしいもので、当時は余裕でメジャーチームを倒していたのにこれが大苦戦。
というのも操作方法を忘れている。一塁送球はまだわかりますが、一塁手が取って、そのままベースを踏むという操作が何度もやってミスばかり。セカンドに投げたり、球を持ってホームにつっこんだり。
走塁ミスをした走者を追いかける操作、これもダメ。挟んだつもりが、何故か無人のサードに投げてフェンスにあたり、その間に挟まれたランナーがホームに生還。
極めつけはフライ。これが非常にムズい。目測を誤って、ショートフライかと思いきや、センター、レフト間を飛んでいくフライだったり。
打つ方もこれまたしんどい
当時は、サクサク打っていた記憶がありますが、30年も立つと球のスピードについていけない。
たまに投げてくるチェンジアップにも、まんまと引っかかりフライの山。
バットに当たるのはまだしも、そのほとんどが三振で老いを感じました。
やっと初勝利したよ、ナムコスターズに
そんなこんなで何とか昔の勘を取り戻しつつ、3回目にしてやっとナムコスターズから勝利を収めることができました。長かった。
それも1対0という無茶苦茶いい試合。相手の打線が貧打ということに助けられましたが、この先、レイルウェイズやフーズフーズとのことを考えると、本当に勝てるのかなという不安を感じます。
30年前のパリーング不人気を象徴してか、日ハムとロッテが合併チームとなっていることに時代を感じます。
グラフィックは今のゲームにはない味があって、それはそれで親しみやすさを感じ、純粋にゲームを楽しむことができたのは、ファミコンソフトがいかに優れていたかということでしょう。