客単価20%アップってマジ?
とある地方旅館が、土産物売り場の客単価をPOPの内容を変えただけで20%アップしたという、ウソのような本当の話。
仕掛けたのは、マーケティングコンサルタントのまつのけいすけ氏。この方、1100件以上の店舗や会社で実践を重ねた、そこでノウハウをこの旅館に適用したもの。
そんな、まつの氏が説く売れるPOPの書き方5選について大変興味深かったのでまとめました。
売れるPOP5選
売れるPOPの基本は、先に商品名を言わずキャッチコピーからという点。
といった感じ。フックになるキャッチを冒頭に持ってきて、まず客の興味をグイッと引き込みます。
売れるPOPの書き方5選とは
今回紹介するの5つです。
ターゲットに呼びかける
「女性の方へ」、「飲食業の方へ」といった漠然のものではなく「忙しくて会社を休めない方」、「寒がりで朝起きられない方へ」など。この思い切りよく絞り込むことが大事だとまつの氏は説いています。
お客様の声をそのまま使う
これも確かに目にします。
「こんなに安くていいの?」「まじたすかってるわ・・・?」など、混じりけのないついつい口をついて出てしまう、素直なお客様の感想は響きます。
自分が好きな理由を書く
これはある意味、作り手の声ですね。好きすきでたまらない商品を自分の言葉で紹介する。大好きな人から感じたままにすすめられると嫌な気持ちはしない。その深層心理をうまくついたコピーです。
具体的数字を挙げる
「歓びの声続々」というよりも「購入した86%の人が購入して良かったと回答」の方がより心に刺さります。具体的に数字を挙げることで、自分ごと化もしやすくなります。
知らないことを教えてあげる
よく店頭にある「ご存知でしたか?」「知っていました?」というもの。いきなりの問いかけにハッとすることもあります。
例えばバレンタインに、「知っていました?女性が望む義理チョコのお返しは・・・・。コレ、まさにそうです」といったもの。
共感できる内容、思い当たる節が私にもあるとなれば、こっちのものです。
売れるPOPはキャッチが大事
より実践に即した今回の売れるコピー5選。大変共感する部分も多く、それらがあてずっぽではなく緻密な計算の中で作られていることにあらためて関心しました。