アパレル不況だけに・・・
ZOZOTOWN、ユニクロだけが元気に映るアパレル業界。他企業はどこも寂しい限りで百貨店をメインにしていたブランドもどこも苦戦を強いられ、新しい販路としてECに進出したりとあの手この手を模索しています。
アパレル業界が最も元気の良かったバブル期から比べると、約4割にまで落ち込んでいるというのですから、アパレル不況と言われても致し方なありません。
コンサル企業がアパレル買収
コンサルティング企業とし知られるインスタイルグループ。グループ内には病院、不動産、飲食業など異なる企業がズラリ。この顔ぶれに新たに加わるのがアパレル業界のマリン フランセ、ニースなどのブランドを持つイノセント。こちらの会社、店舗販売が主力とのことで、インスタイルグループ傘下後は、インターネット通販、卸、アウトレット販売にも乗り出し、早速改革が進められています。
きわめつけは定額制の洋服レンタル。月額88000円で毎日異なる服をレンタルでき、スタイリスト付きという贅沢なサービス。
これでもかばりの新サービスの投入ですが、同業者であればここまで思い切った改革はできないでしょう。
しかも希望退職を募らずして改革を進めていくというのですから、買収される側のモチベーションダウンは少ないと思います。
あのニトリがアパレル業に参入?
続いては、家具業界の雄、ニトリもアパレル業界への参入を検討中だとか。
参入方法としては衣料チェーンの買収。それを足場にしてSPAで培った、品質管理やら海外工場のルートなどを活用して新事業への参入を確実に進めていく姿勢が見てとれます。
ニトリ産Yシャツ、ニトリ産Tシャツなどが世に出回る日もそう遠くない感じがします。
ライザップも負けてません
ストイックなトレーニングで知られるライザップもアパレル業界参入を検討している企業の一つ
既に傘下にはジーンズメイトや補正下着のマルコ、女性向け衣料の三鈴など多くのアパレル企業があります。
参入に向けた下地は既に仕上がっているので、ここからライザップとのシナジー効果のあるブランドを見極めながら、事業を展開していくのでしょう。
例えばジムで採寸したデータを元に、オーダーメイドスーツの販売を既に検討中とのこと。
トレーニングウェアでは、本業との親和性も高いので、売れるとは思いますが
復活なるかアパレル業界
このように異業種による新しい視点を取り入れることで、アパレル業界も少なからず元気になるのではないでしょうか。
中の人の改革だとどうしても行き詰まってしまう。ならば外部の血を取り入れようという感じさえします。
個人的にはニトリのアパレル参入が興味津津です。