思いは現実になる?「不能犯」

不能犯Blog 反省

新感覚サイコキャラ

心の底からコイツ殺したいという奴を、代わりに殺してくれる。発注は電話ボックスにメモを残しておくだけでOK。後からお金を請求されたり、命を取られれることもありません。

しかも、その殺しがなぜか足がつかないもの。凶器を使ったり素手で殴り殺したり、はたまたトラップをかけて屋上からレンガを落とすといった偶然を装ったものではない。

ブラック・エンジェルズであれば、スポークという殺しの道具はありましたけど、一言で言えば眼力で人を殺めちゃうというものなのです。

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幻覚を見せて殺しちゃう

強面のおっさんは猛毒で知られれる蜂の大群に襲われるという幻覚を見せて、死に至らしめるというもの。

監視カメラにはただただ強面のおっさんが虫を避ける動作を繰り返し、やがて苦悶の表情を浮かべて倒れ込むというもの。

こうして幻覚を見せて殺しちゃうんです。

他にも吸い殻の水を大量に飲ませて殺してしまったり、手首に人の顔映し出して手首を切らせたり。

幻覚のくせに何故か蜂に刺さされたような腫れや手首のアザが出る。人は思い込むが強いと現実になってしまうという事例も過去にあるようで、この症状を促進させているんでしょうね。

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面倒なのは自分も被害者になっちゃう可能性あり

こうしてめでたく本人に代わって人を殺めてくれるのですが場合によっては自分も死に追いやられるというのがちょっと面倒。

少しでも殺したい相手に同情するような心、隙間があるようになるとその災難は自分に振りかかります。

実の姉の殺したいと依頼した女性の場合、少しだけお姉ちゃんは実は私に優しいんだとう事実を知ることで心の隙間ができてしまい、自ら命を絶つことに。

他にも近所の住民の殺人を依頼したある旦那さんも、ちょっとした心の隙間をつかれ妻と刺し違えるという悲劇に起こしてしまいました。

ってことは、そう簡単に殺したいなんんて口にするなと言っているような感じがしますね。

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沢尻エリカだけが催眠術にかからない何故?

この幻覚、催眠術のようにかかる人とかからない人がいるようで、沢尻エリカは後者。彼と目を合わせると赤い目ん玉が飛び込んできて、驚いた後にはすでに彼の術中にはまっているというもの。

が、沢尻エリカには全くこの攻撃が効かず松坂桃李も困惑すると思いきや、むしろ大歓迎というスタンス。

本人自身この特殊能力を怖がっている様子で止めてくれる人を探している人といった感じ。

とは言え、発注があれば不敵な笑みを深べて任務を遂行する。どっちやねんという気持ちがずっと残った作品でした。

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