初めての出会いは自作PCの時
今から10年位前の自作映像にハマっていた頃、市販のPCで飽き足らず、自作PCを買う事に。CPUを当時細心のペンティアム4にして、メモリを1GB、ハードディスクは書き込み読み込みが早く安定しているSEAGATE製に。んで、映像処理のスピードアップに持って来いということでGPUに、nVIDIA製のものに。
映像の場合、編集中の操作がどうしてももさっこくなるので、これは外せないと。加えてレンダリングに時間がかかるのも困りものと思っていましたので・・・・
体感的には、劇的な早さはなかったものの、nVIDIA製のGPUがなければもっと遅かったことでしょう。
という訳で、当時はGPUと言えば、nVIDIA製。自作PCのマストアイテム位としか思っていませんでしたが、何とAIの世界では、このnVIDIA製がデファクトスタンダード製になりつつあるというのですから、驚きました。
nVIDIAの優位性とは
GPUの性能を語る上で、わかりやすいのがCPUとの比較。
CPUは1人で作業するのに対し、GPUは複数の人が作業します。同時に複数の計算することを並列演算と呼びますが、この点がnVIDIA製が優れいてる。
AIも同時に複数の計算をすることから、CPUよりもGPUのが優れているということなのです。
AI用のパーツとして、GoogleやらAmazon、FacebookもnVIDIA製を採用していることから、デファクトスタンダードになり得るかもというのは、将来的には事実になっているかもしれません。
自動運転で一気に脚光を浴びる
nVIDIA製GPUがAI用パーツに使えるという点で、一気に脚光を浴びたのは自動運転に欠かせないパーツになっている点。
トヨタをはじめ、ベンツ、アウディ、テスラなどと名だたる自動車メーカーが採用しています。
自動車メーカーも現時点では、nVIDIA製のGPUでないと、AIは成立しないと言わしめるほど絶大なる信用を得ています。
トップの決断が功を奏す
nVIDIAでは、昔からAIをメインにしていたわけではなくPCパーツのサプライヤーでした。
が、ある社員のメールが社長の目に止まり、一気にAIに投資を集中させ、一気にトップまで登りつめたとか。
その内容とは、AIの研究にGPUが使われ始めているというもの。
投資を集中したことで、ゲームやタブレット向けパーツという捨てなければならない事業は確かにあったそうで、が、より大きな果実を得るためAIに投資を集中させた、そのトップの決断は素晴らしいと思います。
遠い未来には、自作自動運転車なるキットが発売されることを切に願うばかりです。