とにかくベタ褒めツィートが凄い
本作品が発売した頃は、称賛ツィートでだらけ。
「心に響いた言葉をマーカーしていったら、マーカーだらけになった」
「気になる言葉のページの端を折ってたら、本が分厚くなった」
「一気読みはもったいない」
もう読み終えるのが寂しい」
などなど。
ので、かなり気になってはいました。それと紙のシルバーとピンクの装丁とフォントの配置などがたまらなく好きだったというのもあります。
んで、今年の5月頃でしたでしょうか、Kindleでお求めやすい価格になっていたので購入。
女性の方からの称賛コメントが多かった気がしますが、40過ぎのおっさんにも十分胸に刺さる内容でした。
アツが凄い
カリスマブロガーということもあり、切れ目なく読み進めさせちゃうのは凄い。
しばらく活字に向かっていると、どうしても集中力が散漫になり惰性で読み進めてしまいがち。老眼も入っているとなおのこと。
が、本作品はそんな疲れを感じることもなく、作品に没入していくので、疲れも忘れて読み進めていけます。
が、この作品、人にもよりますが、アツが凄い。彼女の有り余るエネルギーが強すぎて、40過ぎのおっさんには受け止められない。
例えて言うなら、大学受験の時の家庭教師の先生が、机の真横に立って
「君はできる子。やればできる」
とズッーとささやいている感じ。
てなわけで、一気に読み進めることはできず、しばらくはお休みしていました。
体調に左右されるもの
んで、2-3ヶ月間を空けて、読み進めてみると今度は、苦もなくアツも感じず状態。
おそらく前回は体力的にも精神的にも底の状態。本の内容を受け入れられるキャパもなかったのでしょう。
後半戦も、共感する内容がいくつも。クライアントとのお金の話のくだりは実に参考になりました。
相手は、あなたが思っているほど自分を見ていない。
次回も仕事をもらうと下心満載で色々と手をつくしても無駄だと。逆に、あの会社は何でもやってくれると勘違いして、安値であれもこれも頼んでくるというもの。
僕の場合は、組織に属しているので、その看板にかなり助けられていますが、彼女の場合は、1人で対峙していますから、ただただ尊敬するばかりです。
まとめ
仕事やプライベートで深く落ち込んだら、この本が穴から抜け出す梯子となることでしょう。若い人の場合は・・・。
40過ぎの場合は、何本も梯子が降ろされていると錯覚して、しばらく無視。やっと1本に見えたところで登っていくような感じがしました。
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