加熱するビットコイン
その道に精通した人向けの通貨、ビットコインですが、最近では小売店やら住宅販売会社でも使われており、やや一般客向けにも裾野が広がっている感じがします。
それにも増してビットコインがここまで世間で騒がれているのは、加熱する相場ではないでしょうか。
昨年は年初に比べて数十倍に高騰していましたし、他の株やFXといった投資商品が霞んでしまうほどの破壊力があります。
となってくると、投資にはズブの素人の僕でももしかしたら、儲けちゃったりするのかもという淡い期待感を抱いちゃいます。
で、そんな浮かれ調子を木っ端微塵にしてしまうのが、今回のお話です。
セキリティは強化されているはずなのに
遠い昔に取引所のビットコインが消失してしまって大騒ぎになりました。それが個人ではなくセキリティは万全だろうと思っていた取引所。まさか、取引所のセキリティを突破されるとは・・・と驚きを持ってこの事件を受け止めた記憶があります。
結局は取引所の社長さんの自作自演だったみたいな話に落ち着いた記憶があります。
まぁ、それから2-3年経っている訳で、当時に比べればセキュリティもより強固になっているはず。
なのに、不正アクセスが後を絶たないようです。
お隣韓国の取引所ユービットでは、2016年4月に不正アクセスを受け、当時レートで約5億円をを失ったとのこと。さらに追い打ちをかけるかのごとく12月には総資産の17%を失うほどの被害を受けました。
この連続した不正アクセスによって、この会社、破産申請を余儀なくされたようで、仮想通貨を取り扱う怖さを感じました。
会社を倒産させちゃうほどの被害を起こす危険性があるんですから・・・・
立て続けに被害事件勃発
他にも12月は立て続けにビットコインに関する被害が起きています。まずウクライナのある取引所では、6万ビットコインが盗まれたという噂が広まったり、ウクライナにある他の取引所では、社長さんが誘拐されて身代金を要求されたりと被害はエスカレート。
取引所も命がけになってきています。
これまでが海外での事件中心でしたが、2017年に入り日本でも被害が起きました。
自己責任とは言うけれど
ITリテラシーが、がっつりありセキュリティも2段階認証するなどほぼほぼ完璧なセキリティを設定していたにもかかわらず、軽々しく突破され、自分の口座から知らない間に、出金されていたとか。
身に覚えないの出金通知をもらい、ただだ動転するばかり。原因は、取引所とのシステム連携に使うAPIキーが盗まれたようです。
どのようにして流出したかは定かではありませんが、ここまで来ると、自己防衛の範疇を超えている感じがします。さらなるセキュリティ強化が求められるんでしょうね。取引所には・・・