電気、燃料電池、ガソリン。全方位対応車台。BMW

EV自動車業界

EVが本命とは言うけれど

次世代カーの本命と言われてきたEVカーですが、本当に大丈夫か?という声が囁かれています。

というのも、EV市場で圧倒的なシェアを誇る中国で異変が起きているから。

それまで国を挙げてEV普及に邁進し、メーカーに、そして消費者に補助金をつけて市場の活性化を促していました。

ところが今では、メーカーに対する補助金も絞り込み、普及から淘汰へと舵を切り始めました。

販売面の問題としては、納車まで4年近くかかるという社会問題。都市間の流入厳しく制限しているほど社会インフラが、増え続ける車両に追いついていなません。

ので、購入部分で絞り込まざるを得ないのでしょう。

といった具合に、右肩上がりで成長していたEVも、それまでの勢いを失うのではないかと言われています。

EV

全ての動力源に対応

そんな事情を察してか、BMWでは、どの動力源に転んでも傷が深まらないように、それを技術でクリアすることに。

それが、どんな動力源にも対応する共通車台。ガソリン車であろうと、EVであろうと、はたまた燃料電池車であろうとクルマの拒まずといった夢のような車台です。

製造ラインを大きく変える必要がないという利点があります。

EV

先駆者、VWはどうよ

共通車台と言えば、VWのMQBがあまりにも有名ですね。クラスをまたいで車台を共通化することで、大幅なコストダウンを実現しました。

この成功を受けて、トヨタもTNGAという共通車台の開発を進めているど、自動車業界においてはかなりインパクトがありました。

ところが、この車台の弱点は、動力源が代わってしまうと使い物にならない。てなわけで、またまた巨費を投じて、EVにも対応したMEBの開発する羽目になったわけです。

中国

研究開発費の捻出にどこも大変だよ

このように将来に向けた投資はかなりの負担を余儀なくされます。

BMWでは、炭素繊維の開発をストップしたり、VWでは樹脂部品の製造を外注化するなど選択と集中を行い、先行開発に向けた資金を捻出しています。

ボルトEVのヒットでウハウハのGMも、リストラを進めたり、インド市場からシボレーブランドを撤退させるなどしています。

まとめ

ここで紹介した自動車メーカーを見ると、BMW以外は次世代カーの本命にEVを置いています。

中国が縮小したとしても、その他の地域で販売していこうという考えなのでしょう。

とは言っても、VWの販売台数の過半は中国市場ですし、GMも中国市場頼み。

EVが次世代カーの本命になるのは中国次第といったところでしょう。

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