ブランドが希薄になるのはわかっちゃいるけど。派生ブランドのジレンマ

紅茶飲料食品メーカー

パジェロミニは失敗だったのでは?

まだ学生だった頃、当時の憧れのクルマと言えばパジェロでした。ちょうどスポーツカーから当時で言うRV車へと人気車が移行していた時代です。

とにかくタフで堅牢性十分。あのどでかい車体駆るドライバーは羨望の眼差しで見られていたことでしょう。

なのに、そのヒットにあやかってパジェロミニを出したことで、そのタフなイメージのプランドイメージは失われ、その後のパジェロの販売にも大きく影を落とす結果になった。と自分の中では勝手に思っているんですけどね。

ラフロード

まじかっ、ボスの紅茶版

あのガテン系の頼もしいお供というイメージのボスから、何と紅茶版が出るのを聞き、前出のパジェロを思い出してしまいましたよ。

理由はボスのネームバリューにあやかりたい。それと消費者意識を汲み取った結果だと思われます。

ゼロスタートのコストを考えると

新ブランドの立ち上げとなると、浸透するまでに広告やらインセンティブやらで何かコストがかかる。その努力虚しく売り場をキープできずに姿を消す新商品。

とにかく今の市場は新商品に厳しい環境と言えます。

てなわけで、既に広く知られているブランドにのっかるだけで、このコストを大きく抑えされるという利点がります。

紅茶

失敗したくないという心理

消費者の側では、興味本位で新商品に手を出すというケースが少なくなったようで、とにかく失敗したくないという意識が強まったと言われています。

自分の中でも、失敗したくない、まずかったらどうしようという不安からか、いつもの「おーいお茶」に自然と手が伸びてしています。

そう考えると新商品というのは確かにハードルが高いと感じます。

工事現場

ゲームの世界も一緒

この傾向は、ゲームの世界でも一緒かなと。新作はなかなか出ず、ヒット作の続き版が多く目にします。あのドラクエさえもシリーズ11を数え、しかも毎回ヒットを飛ばしている。

てなわけで、ゲームの世界でもヒット作ブランドにのっかる商売が多いことに気付かされます。

ブランドイメージの希薄化が心配

今回のボスの紅茶版発売で、それまでの男らしさというイメージが希薄化されるか心配ですね。

ただでさえ競合の激しい缶コーヒー市場ですから、尖ったブランドイメージがないと競争できないのではないかと。

数年後にボスブランドが生き残り、今のような輝きを放っているのか興味のあるところです。

商売を考えると、目先の利益に目が行きがちですが、もう少し先を見ることも大事なのかなと思った次第です。

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