コンビニでよく見かける光景
ブレーキペダルとアクセルペダルを踏み間違えてコンビニに突っ込む光景は今では珍しくなくなりました。
ということもあってか、自動車メーカーや自動車部品メーカーはメーカーの責任とでも言いましょうか、踏み間違え対策付の機能を標準装備したり、後付用のパーツを開発に取り組み始めています。
高齢者の交通事故が後を絶たない
この踏み間違え事故で矢面に立たされているのが高齢者ドライバーでしょう。
数年前から高齢者ドライバーによる事故は社会問題となっていましたが、最近ではこの手の事故が頻発し、さらに事態は深刻に。
認知機能と運転操作の低下が叫ばれ、自主返納を促したり、認知機能テストを受けさせてみたりと自治体も含めて対策に乗り出しました。
で、この高齢者ドライバーですが、内閣府の調査によれば80歳以上で4人に一人が未だ現役バリバリで運転しているとか。
全ての方々事故を引き起こすとは思いませんが、まだまだこの手の事故は今後も起きるであろうと思います。
課題は既存車への対応
最近の新車では自動ブレーキなどの安全装置がほぼほぼ標準装備。踏み間違えの抑止になると思われますが、事故をなくすためには既存車への対応。つまり後付安全装置の普及が肝になってきます。
東京都では事故防止につながる装置取付に対し、補助することを表明しました。
てなわけで、後付安全装置マーカーは思わぬ特需に見舞われ、生産が追いつかない嬉しい悲鳴状態。
オートバックスでは、2018年に比べ約13倍に売れ行きとのこと。
今後さらに需要は伸びると予測されます。
ドラレコぶりのヒットの予感
数年前には交通事故の様子をドライブレコーダーを記録していたことで、こんな装置があったのかと、とんでもない売れ行きとなり今なおドラレコの販売は好調だとか。
これもニュースなどに取り上げられたことでヒットにした訳ですが、踏み間違え装置も事故が増えれば増えるほど注目が集まり、売れ行きも伸びていくんでしょう。
盛んに広告を打ってお金をかけるよりも、ニュースで取り上げられる方が販売に結びつくとはどこかやるせない気もしますが・・・
安全装置への需要は今後も
長くヒット商品に恵まれなかったカー量販店ですが、安全という切り口でヒット商品が連発している感じがします。
個人的には居眠り防止や信号代わりましたよを通知をしてくれる後付装置が販売されたら、ぜひとも試したいと思っています。
技術的なハードルが高く後付は難しいと思われますが、交通事故防止には繋がりますし、メーカーさんも力を入れてくれたらと切に願うばかりです。