太陽光発電で一儲けの誤算
自然エネルギーの利用促進を狙い、太陽光発電はあちらこちらに。畑だったあの土地も、雑木林だったあの土地も・・・。身近でもあちらこちらで目にするってことはさぞ旨味のある商売に映りました。
2012年度の売電価格は1キロあたり40円という破格のお値段。異業種からの参入も相次ぎ九州では一時的に送電線とのつなぎ込みを停止するほど活況を呈していました。
ところが、その売電価格も今では18円と約半値まで落ち、普及が進んだこともあってか固定価格の廃止さえも囁かれています。
関連の倒産企業も相次ぎ只今、その数も年々増加傾向だとか。
そもそも発電ビジネスは数十年でペイできる事業。にもかかわらず売電価格が下がったものだからさらに回収期間は長くなり、相当体力がないと続かない。。
体力のない企業は淘汰されるというのが相場ですが、そのほとんどが買っても負担が増えるものばかりで中々淘汰が進まないのも実情のようです。
これからは農業の時代と言ったけれど
続いて、法人による農業ビジネス参入のお話です。
2009年に改正農地法により企業参入が容易となりました。
2017年には約3000法人が農業ビジネスに参入。これにより日本における農業の大規模化が進み、ビジネスとして回っていくのかと期待感がありましたが、参入企業のほとんど苦労しているとのこと。
例えば吉野家は、自社米や野菜の生産に乗り出したものの、生産は安定せず出荷できたのはわずか。結局、採算が合わず農地を返却する羽目に。
やはり大規模かつハイテクを駆使した企業でも、自然相手の商売は苦戦を強いられるようです。
農業ビジネスに参入したものの約4割は赤字というのですから、かなり厳しい事業だということがわかります。
インバウンド需要ってどうよ
絶好調の百貨店を支えているのがインバウンド需要。
大型バスを横付けして、大量の商品を購入する。爆買いという言葉がすっかり定着するほど、インバウンド需要はかなり注目されていました。
ところが爆買いメインの中国の方々の需要は一巡したようで最近では団体客では個人客にシフトしている模様。加えて中国当局が爆買いを規制する動きも手伝って、爆買いも影を潜めています。
そんな需要変化をいち早くキャッチして対策を打ったのがラオックス。
銀座店を18年に閉店し、エンターテイメント施設の運営にフォーカスし始めました。
インバウンド需要を事業の柱にしていくのは難しくなってきたとも言えます。
まとめ
とは言え、これでおしまいということではなく、また形を変えて再び復活することでしょう。
自然エネルギーの普及、農業の大規模化は理に叶っていると思いますしね。
インバウンドも事業の柱までにはならないまでも、オリンピックを景気に定着化していく感じがしますし。
今は厳しいでしょうけど、再び脚光を浴びる日を信じています。