黒字のくせにリストラかよ
これまでは赤字企業の特効薬として用いられてきた人員削減。
これが最近では、ちょいと様子が変わってきて、黒字なのにリストラを行う企業が続出。
コンビニ最大手のセブンイレブンにはじまり、ファミマ、味の素、リクシル、札幌、シチズン、エーザイなどなど。
共通するのは、ターゲットが40-50代の年配組。では、なぜこの世代が狙われるのか。
定年も見えてきて、新しいことにもチャレンジすることなく、これまでの業務を粛々とこなしていけばいいというスタンスが会社としてペケということなのでしょう。
高い給料を支払っている限り、そのお金に見合った成果を上げないとダメよと行っているわけです。
年功序列のひずみが今さら噴出
戦後日本は、年功序列という雇用システムにより、会社への高い忠誠心を得て、高度成長を成し遂げたわけですが、時代が映り代わり、バブル崩壊、東西冷戦崩壊、IT普及により、この日本型システムが時代にマッチしていかなくなりました。
職能ではなく、ジョブ型が世界の主流
特にグローバル化が、雇用システムに大きく影響していることは間違いないでしょう。
世界では日本で言う所の職能ではなく、職務、ジョブ型が主流。全世界の従業員を査定するものさしとして、職務型でないとつじつまが合わなくなります。
課長であれば、チームを牽引して会社の掲げる目標を達成することが責務ですよということであれば、成果の上げられないものは早々に退場してもらい、代わりの人がつく。
そこには年齢というものがなく、20代にして、課長、部長、役員というポストを手に入れることさえ可能になるわけです。
新らたな一歩を踏み出さないと
一方、年を重なれば、課長までは昇進できるかなといった甘い考えは通用せず、課長に適用する能力がなければ、一生、平社員でサラリーマン人生を終えることになる。
そうならないためにも、新たな一歩を踏み出す姿勢を絶えず持ち続けなさよと言っているわけです。
会社も最後まで面倒見きれません?
会社経営も同様に、従来のことを繰り返しやっていけば、飯が食える時代は終わったと言っているものです。
ので、成長、学びが止まった社員には早々に退場してもらう。
で、その因子を強く持っているのが40-50代と会社は見ているわけです。
確かにおっしゃるとおりですとしか言いようがなく、返す言葉もありません。
英会話でも初めてみようかなと思った次第です・・・。