ゲームを巡る親との熾烈なバトル
芸能界の方々のゲーマーの話を聞いていると、幼い頃は親からゲーム時間を厳しく規制されていたというのが結構が多い。
1日1時間、あるいは学校のない土日はOKなど家庭によってルールは様々。が、そんなルールに従順に従うことはまずなく、親の目を盗んではゲームにコソコソとやる始末。
しかし、これが親にバレるとゲーム機を隠されたり、アダプターを隠されたりとゲーム禁止という厳しいお仕置きが待っています。
とは言え、ゲームをやりたいという強い気持ちは、時には年齢以上の知恵を授けってくれるのか、親の行動パターンを読んで、見事隠されたゲームを発掘。
こうして親との戦いを繰り返しながら、振り返ってみるとその後の人生に役立つ逆境に立ち向か強いハートが養われる。と私は思うのです。
が、お隣の中国の場合は、相手は親ではなく国家。あまりにも大きすぎます。
社会問題化する中国の未成年ゲーマー
以前、未成年ゲーマーが社会問題化していることをニュースで知りました。ある未成年はネットゲームにどはまりして学校も休みがちとなり、勝手に親のカードを使ったり、挙句の果てには親に暴力をふるったり。耐えかねた親が施設に入所さえちゃうという残念なお話がありました。
この話、この家庭に限ったことではなく、多くの家庭で同様の問題が引き起こされているでしょう。
この状況を受け、中国当局は厳しい規制を2021年9月に発令。内容は金土日、祝日の午後8-9時までの1時間しかゲームができないというもの。
ゲームをめぐる親vs子供のバトルがエスカレート
これまでは、全ユーザーの実名登録や午後10時~午前8時までゲーム禁止、課金金額の条件を1回あたり約850円と様々なルールを設けていました。
が、親や兄弟の名前で実名登録したり、カード登録したりと抜け穴を見つけるユーザーが増加。
加えて、スポーツや文化活動により多くの時間を割けるよう、学校の宿題削減などの施策を展開したのに蓋を開けてみたら、ゲームざんまいだったという残念な状況になっていました。
このままでは事態は一向に改善されない。というわけで、これまでよりもかなり踏み込んだ施策を行うことになったのでしょう。
日本の家庭事情に置き換えれば、親を本気で怒らせたと言ってもいいでしょう。これでは子供もグーの音も出ませんよ。
厳しい処置かも知れないけれど、今後の人生にきっと役立つかも
仮にドラクエにどっぷりはまっている時期にこの法律に従うとなると、かなりの精神的苦痛です。目の前にゲームがあるのにできないというお預けを食らう。
僕ならば、いかに短時間で先に進めるかを考え、今後のゲームの進め方という予習とこれまでの進め方と改善点といった復習に時間を先に貴重な1時間を意味あるものにしていくことでしょう。
この考え方は、勉強、仕事にも通じる所がありその後の人生に大いに役立つと思います。