戦後間もない闇市で始まる
戦後間もない広島、呉市。米国の統治下なのか、米兵が幅をきかせ、警察さえも手が出せないもんだから、彼らはやりたい放題。強姦は当り前で日本人は見て見ぬふり。そんな米兵に業を煮やし、敢然と立ち向い、彼らを殴りかかる。それがこの映画の主人公、広能(菅原文太)なのです。かっこいい。
山守組はそもそも土建屋?
で、広能(菅原文太)が所属していたのが山守組。呉市内の土建屋みたいな団体で、当時はヤクザ組織ではありませんでしたが、ある事件をきっかけに当時一大勢力を誇った土居組と親子の盃を交わし、ヤクザの世界へ。
広能(菅原文太)の組長射殺で抗争激化
当時の呉市では土居組が一大勢力。山守組はまだまだ小さな組織で、事を起こそうなどとは微塵もなかったものの、ひょうんなことから抗争が勃発。土居組の組長暗殺まで発展。で、この射殺はきっかけに呉市の覇権は山守組に移ります。
山守組の内部抗争激化
朝鮮特需などもあり、急速に規模を拡大する山守組でしたが、組織の統制が取れず、次第に組員同士の争いが激化。それも、影で糸を引くのが山守(金子信雄)というのだから、ビックリ。この抗争で山守組の創設メンバーのほとんどが亡くなり、残ったのは槇原(田中邦衛)。以降、シリーズでちょいちょいやらかしますが・・・。
で、広能(菅原文太)は・・・
組長射殺で、堀の中の広能(菅原文太)は、そんな組の状態に、呆れはてて、組織を外れることを決意するのです。つづく・・・。