原点回帰、花王の技術至上主義

花王医療・ヘルスケア

強さを誇った80年代

花王と言えば?と真っ先に想起するのが石鹸。けど、よーく見てみると「8×4」、「メリット」、「ビオレ」など結構多いことに気づく。で、これらの商品が僕がまだ小学生の頃の80年代に発売されている。

花王,ビオレ

今なお生き残っているのだから、息の長いブランドと言える。商品寿命の短い昨今の現状を考えると、これってものすごいこと。

時代の流れに乗っかてみた?

ずば抜けていた開発力を背景にトップブランドの地位を磐石のものとした「花王」でしたが、そろそろ技術偏重から、感性に訴える商品づくりに舵を切り、それがカネボウを買収。

カネボウ

確かクルマの世界でも性能よりもデザイン。感性に訴える商品開発が目立ち始めた時期と一致する。時代の流れだったのでしょうか・・・。

とにかく、カネボウ買収はそれまでの無借金経営を潔く捨てることになったわけですから、ものすごい決断だったと思います。

ヒット商品が出ない悩み・・・。

磐石の強さに見える「花王」ですが、利益の大半を稼ぐのが80年代に発売されたものばかり。社内ではヒット商品がなかなか出ないことに悩み続け、行き着いた先が原点回帰。

圧倒的な技術力

中の人の声を借りると「むしろ今こそ、ハイパフォーマンスの技術が求められる」とのこと。ネットが普及し、あっとゆう間に商品評価が行われ、少しでもネガティブな声でも商品にとっては致命的。

このネガを取り除き、高評価を得るには圧倒的な技術力が必要だと。まぁ、ごもっともといった感じ。

機能か感性か

以前、このブログでも21世紀はデザインの時代。つまり感性に訴えるマーケティングが重要ということに触れたが、モノによっては機能が優先されることもあるかなと。

こと生活用品に関して言えば、その傾向が強いのかと。

晴れた日の体操着の眩しい位の白さを実現。超漂白剤入り!!と言われちゃうと、思わず手が伸びてしまう・・・・

日経ビジネス NO.1761
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