とりあえずビールは今は昔
自分の学生時代の飲み会と言えば、決まって最初はビール。当時は今のように発泡酒やら第三のビールもなし。必然的に選択肢はビール。
けれど時代も変わりビールの取り巻く環境は年々厳しさを増し、今では10年連続で前年割れ。
ビール業界の救世主
大手ビールメーカーの販売が落ち込む中、地ビールは好調で、こちらは5年連続で市場が拡大している。ヤッホーとローソンが共同開発した「僕ビール、君ビール」は品切れ店続出となり、話題になったのも記憶に新しい。
大手もそろそろ本腰
とは言うものの、ビール全体の市場で見れば地ビールのシェアはたったの1%。大手もしばらくは様子見を決め込んでいたけど、ここに来て商売になると踏んだのか、2015年、各社から地ビールが発売される。
しかも、メーカーによっては社名を伏せて販売するという念の入れよう。
代官山にオープン
キリンも地ビールに参入する1社。全国に地ビールを扱うお店をオープンするといったかなり気合の入った取り組み。代官山にオープンした「スプリングバレーブルワリー東京」は、一切キリンの名前が出てこない。
キリンという名前をつけてしまうと地ビールの持つ、クラフト感が薄らいでしまうことを懸念からなのか・・・?
ビールと言えばラガー
キリンラガーを初めて飲んだ時に、苦いという記憶しかなかった。大人がおいしそうに飲んでいる姿を見て不思議に思っていた。
けれど今となって、あの苦味こそがビールの魅力であり、あの味をおいしいと感じてこそ大人の仲間入りという感じがした。
若者のビール離れも味やブランドというよりも、価値観の多様化によるところが大きいのではと思う今日この頃です。