アウディA4 120万円引き?
日本では到底お目にかかれそうもないアウディの大幅値引き。場所は中国。120万円と言ったらクルマがもう1台買えちゃうレベル。
で、この大幅値引き、アウディだけかと思いきやGMも同様な大幅値引きを実施。セダンタイプの「ラクロス」が80万円引き。
在庫だぶつきが原因
そもそも、この2社。中国では熾烈なシェアトップを争っている会社で知られている。VWが世界販売台数で好調なのも中国市場のおかげとも言われています。
好調な売れ行きを受けて、工場をバンバン立ち上げ生産能力を引き上げたものの、中国市場が急減速と予期せぬ事態が発生。
まさに出鼻をくじかれたと言ってもいいでしょう
中国市場急減速
世界一の販売台数に上り詰めた中国ですが、直近は何とも飛散な状況。2011年以来、約3年半ぶりに対前年を2ヶ月連続で下回る結果に。
先行き不透明な中国経済に消費者が財布の紐を締め出したようです。
対する日本メーカーはと言えば
日本メーカーもVW、GM同様、不景気の影響を受けていますが、大幅値引きをするまでには至っていないようです
というのも、政治的に色々と問題を抱えていることもあって、各社中国市場での投資を慎重にならざるを得ず、VW、GMのように景気よく工場をバンバン建てるということもできない
不幸中の幸いとでも言いましょうか、今は台数よりも体質改善時期を決め込み、派手な動きは控えているように見えます
中国市場も成熟期?
それまで中国市場でバカ売れしていたセダンの売れ行きが厳しくなったのも在庫だぶつきの原因の一つとも言えるでしょう
一方で人気で高まっているのがSUV。まるでアメリカみたいな現象が起きているようです。
5月の販売実績では、セダンが対前年10.1%と落とす中、SUVは43.9%増とバカ売れ
他人とは違う車が乗りたいという嗜好の人が増えたとも言われ、これもクルマが国民にかなり浸透してきた表われたと思うわけです。
この先、VWは大丈夫?
トヨタと世界販売台数を争うVW。生産台数増強に力を入れているけど、中国市場の景気減速で暗雲が・・・。と思うのは自分だけでしょうか・・・。
あれ位の大きな会社ですから、需要予測はかなりしてきたとは思いますが・・・。この先の動向を見守りたいです。