街の整備工場よりディーラー
新車を購入してからというもの、整備点検はもっぱらディーラー。それまでの街の整備工場屋さんと比べるとちょいと高いけど、安心料を支払うという意味で、自分を納得させています。
街の整備工場に点検整備を出した時に、交換部品に中古部品が入っていて、まぁ、その時は中古車だからいいやと思いましたが、新車となれば別。けど、純正品以外にもノンブランドの補修品があることを知り、街の整備工場でもありじゃんと思ったのが、今回の話です。
純正品よりやっすいノンブランド品
製造元は一緒でも、純正品というバッチを外したノンブランド品。となると性能は一緒。違いは純正というバッチがあるかないかだけなんです。んでもって、このバッチが高くつくものだから、結果的に純正品は高い
このノンブランド品を専門に取り扱うSPKというクルマ専門商社。花王に次ぐ17年連続で増配をしているというのだから、ノンブランドでもしっかり商売として成立していることが伺えます。
狙いは地方部
SPKは主にディーラー網の未発達部分を中心に商売を展開。都市部のようにディーラー網が充実しているところは重視していないようです。
ということで、地方中心の商売となり、軽自動車や輸入車向けが多いとのこと。確かに地方に行くと整備工場がクルマを販売しているのを目にします。スズキ、ダイハツ、スバルなどの車種の看板を掲げて、ショールームはないのに車の販売はしてますよ的なお店が。
恐らく、このような店舗がSPK経由の補修品を使っていることが予想されます。
商流は部品商経由
モノの流れは、SPKが直接、整備工場のおっちゃんに売るのではなく、間に卸問屋が介在しています。その問屋を経由して、整備工場にモノが届く仕組みなのですが、その卸問屋の半数以上をSPKは抑えているというのだから、恐ろしい営業力と言ってもいいでしょう。
販売台数は減少の一途だけど・・・
国内の販売台数はジリ貧状態ですが、日本の保有台数は8,0000万台位ありそうで、保有期間の長期化も考えると、補修部品の需要はまだまだ底堅い印象を受けます。
ただ座して待つというのではなく、しっかりと海外事業も展開しているのがSPKのすごいところ。将来を見越しての手は既に打っている模様です。
ノンブランド補修品の存在を知り、かつ需要もきっちりあるという市場の存在を知り、あらためてクルマ業界の裾野の広さを知った思いです。