目を疑った週休3日制
先日新聞に踊っていた「ユニクロ週休3日制」の見出し。思わず目を疑ってしまいました。何て社員思いの会社なのかと。
週休3日なら、週のど真ん中に休みを入れて、週末も休み。心身ともにリフレッシュするだろうなとうらやましく思いましたが、これって土日出勤を前提にした話。つまり平日の5日間で3日間お休みを取れるというものでした。
これまでも度肝を抜く施策を連発
これまでもユニクロは他社に先駆けて目新しい人事制度を導入していました。2014年のパート、アルバイトの約16,000人の正社員化がそれです。
業界のトップクラスとも呼べるユニクロがこのような施策を打ったものだから、同じようにパート、アルバイトを正社員化にする企業が続出したというのを記憶しています。
そもそもは深刻な人手不足が原因
そもそも好景気による深刻な労働不足が影響しています。小売業に限らず、飲食、物流、介護、IT業界など様々な業界で人手不足が顕在化。正社員化することで、つなぎとめに動くのも無理もない話です。
話は戻って週休3日制の件
この週休3日制に踏み切ったのには、ユニクロの地域限定社員制度がうまく機能していから。この地域限定社員の数は今では約1万人に膨れ上がり、正社員の4割を占めているといもの
1日4時間からでも働けるというのがうけたのか、主に子育て中の女性の取得が多いようです。となると週末は家族と過ごす時間を優先する。となると肝心の繁忙期となる週末に人が足りなくなる。
てな訳で、土日出勤を前提にした週休3日制が導入されるようです。これならば確実に土日の人手不足は解消できます。
とは言うものの、手のかからない中学生以上のお子様がいる家庭にしても、家族でのお出かけはできなくなるし、食事や選択など家事全般も旦那さんにお願いしなければならずで、ハードルは高そうな気がします。
他社への影響は必至
今回の週休3日制は、ユニクロならではの事情は多分にありますが、他社、他業界への影響は少なからずあるのでは
労働環境をより良くして、優秀な人材を獲得または引き止める。という面で見ると、この人事制度はありかなと。
例えば暇な月初を週休3日制にして、月末は週休2日制にするなど月単位で、休日を変動させるのもありかなと
色々と考えさせられる人事制度でした。